靴下を履いたハモン・セラーノ原木と楽しいランチ | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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毎年恒例の大イベントである、第12回エルスール財団新人賞授賞式が12月17日に終了した。あとは、今年の5月に立ち上げ、12月いっぱいで解散する「ウクライナに平和とアートを!」実行委員会主催の「クリスマスフラメンコライブ&パーティー」を23日に開催するだけに漕ぎつけた。

 

でも、これが相当たいへんなことになっている。このプロジェクトをいっしょにやっていたウクライナ人スタッフが、9月にとある事件に巻き込まれて心と体を病んでしまい、まったく仕事が出来なくなってしまったのだ。

 

そのため、ウクライナ人とのすべてのコミュニケ―ションは私一人で行うことになり、ウクライナ語の猛勉強が日々の生活に重くのしかかって来た。そしてコミュニケーションをする中で、ウクライナ避難民と付き合うということは、彼らの人生と真正面から向き合うことだと知った。

 

つまり、当初思っていたように「ウクライナ避難民のレクリエーションのためにフラメンコのレッスンをする」だけでは済まなかったのだ。一人一人の今の生活のこと、これからの人生のことを、いっしょに考えてあげる覚悟が必要だったのだ。

 

あまり日本のメディアでは伝えられていないことだが、ウクライナ人の多くはロシア語教育を受け、日常会話も――家族間の会話も、友人との会話も――すべてロシア語で行ってきた。でも今回の戦争により、これまでおじいちゃんおばあちゃんしか話していなかったというウクライナ語を真剣に学び、話すようになったそうだ。(大統領も例外ではないそうだ。)だから、レッスン後のお茶の時間などには心の緊張が解け、どうしてもロシア語が飛びかってしまう。

 

これが、悲しい現実だ。

 

でも、23日のライブの司会をする私は、一応ウクライナ語だけで通そうと思う。

 

さて、あわただしい毎日の唯一の楽しみであるランチのことをご紹介させてください。

 

12月5日(火)。築地の帰り、東京ビックサイトに中国ビザを取りに行く夫と待ち合わせ、銀座「ロゴスキー」でランチ。夫はラムのシャシリックのランチ、私はビーフ・ストロガノフのランチ。「ロゴスキー」のビーフ・ストロガノフはライスではなく、マッシュポテトにからめて食べる。これが美味! 「ロゴスキー」には、新しいロシア人スタッフが入ったので、私も久々ロシア語を使った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12月6日(水)。前日のランチで食べきれなかったピロシキ(卵、ひき肉)をテイクアウトしたので、この日のランチに食べた。お歳暮でいただいた帝国ホテルのトマトスープとともに。

 

 

 

 

 

12月7日(木)。CICHA(Circulo Hispanoamericano)のクリスマスパーティーで、渋谷「フランク・ホテル」でフルコースのフレンチのランチ。スマホを忘れたため、残念ながら写真が撮れなかった。こちらの写真はアペリティフのさい、同じテーブルの方と撮影したもの。ボリビア出身で、墨田区議会議員をつとめるノエミ・イノウエさんにシェアさせていただきました。ノエミさんは2列目の赤いジャケットの方。ボリビア中央銀行、ユニセフ、国連などの勤務を経て日本に住み始めたノエミさんは、日本の教育問題、女性の地位の低さなどに直面してショックを受け、立候補を決意されたとか。

 

 

 

 

 

12月8日(金)。この日のフラメンコ講座「スペインのクリスマス」の準備で朝から奔走。クリスマスパーティーを盛り上げるグッズを、ダイソーやドン・キホーテで購入した。さまざまな用事の合間、急いで食べた崎陽軒「シウマイ弁当」。ホッとする5分間。

 

 

 

 

 

12月9日(土)。夫がカルチャーセンターの講義で留守だったので、下北沢の美容院「Act-Hair」のオーナー/美容師、勝亦さんからいただいた宮古そばに冷蔵庫のありものをトッピングしてのランチ。宮古そば、おいしい! 

 

 

 

 

 

 

12月10日(日)。クリスマスイブから日程変更になった「野村喜和夫現代詩講座」の日。風邪をひいてスタジオに行くのをひかえた私に、「魔法使い(=夫)」が講座前にランチを作ってくれた。グリーンサラダ、お歳暮でいただいたロースハムとパルミジャーノレッジャーノ添え。ラムのキーマカレーのスパゲッティ、温泉卵添え。最高だ。

 

 

 

 

 

 

12月11日(月)。「ウクライナ語で学ぶフラメンコダンス」の日だったが、月曜断食。衣装がきついため。(笑)

 

12月12日(火)。体調不良が続いていたため、午前中に下北沢のクリニックへ。単なる風邪だとわかりほっとする。(笑)ランチはシモキタエキナカ「箱根そば」でコロッケそば。写真撮り忘れ。

 

12月13日(水)。12月23日のライブのリハーサルのため、恵比寿のスタジオへ。ランチはその前に「アンティコ・カフェ・アル・アビス」でパニーニ(ベッシェ・スパーダ)とカフェ・ラッテ。

 

 

 

 

 

12月14日(木)。新代田「コムギの星」で購入の明太フランスとお歳暮でいただいた野菜スープのランチ。

 

 

 

 

 

12月15日(金)。出かける前に、冷蔵庫のありもの(夫が使い残した豚バラ肉、生ラーメン、ほうれん草、玉ねぎ)を使い、自分の分だけ(注:夫はこういうタイプのリメイク料理は食べないため)焼きラーメンを作って食べた。意外なおいしさに感激。また作る予定。(笑)

 

 

 

 

 

12月16日(土)。夫がカルチャーセンターの講義で留守のため、やはり冷蔵庫のありものだけで作るランチ。キャベツとコンビーフの炒め。おにぎり。お歳暮でいただいた味噌汁。

 

 

 

 

 

12月17日(日)。第12回エルスール財団新人賞授賞式の日。早朝からバタバタ準備をし、ランチは渋谷で買った「平野屋」の出汁巻き卵サンドとから揚げのお弁当を食べた。ちなみに、夫には「カンナムキンパ」のビビンバとキンパ。

 

 

 

 

 

12月18日(月)。授賞式のパーティー料理の残り物とハモン・セラーノのボカディージョのランチ。わが家のハモン・セラーノの原木は1年半で7本目だ。もしかしたら、一般のスペイン人より食べてる? 季節柄、お店からいただいた生ハム専用の靴下を履かせている。(笑)

 

 

 

 

 

 

 

というわけで、忙しいのなんのと言いながらも、毎日楽しく食べています。今年もあと2週間足らず。おいしく食べて、適度にダイエットして、頑張ります!