SHOJI KOJIMA FLAMENCO 2023『美は涙の海から』と代田橋「しゃけ小島」 | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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昨日は、フラメンコ舞踊家小島章司先生の久々の日本公演『美は涙の海から』にお招きいただき、東京芸術劇場シアターウエストにうかがった。

 

 

 

 

 

以下は公演の概要。なお、今日も公演があるため、プログラム詳細については省略させていただきます。

 

タイトル:SHOJI KOJIMA FLAMENCO 2023 美は涙の海から

日時:2023年11月2日(木)19:00、11月3日(金)15:00

会場:東京芸術劇場 シアターウエスト

出演:小島章司、北原志穂(バイレ)/チクエロ(ギター)/エル・ロンドロ、ダビ・ラゴス(カンテ)/マルティン・メレンデス(チェロ)/ペドロ・ナバーロ(パーカッション)/上野富紀翁(バリトン)

作・構成・演出:小島章司

音楽:チクエロ

 

プログラム

●バッハ 無伴奏チェロ組曲 第5番ハ短調 BWV.1011

チェロ:マルティン・メンデス

 

●赤い靴の少女の思い出

踊り:小島章司、北原志穂

 

●フェデリコ・ガルシア・ロルカ作『タマリンド詩集』より「仄暗い死のガセーラ」

朗誦:小島章司

ムーブメント:北原志穂

 

●間奏曲

ギター:チクエロ

カンテ:エル・ロンドロ、ダビ・ラゴス

チェロ:マルティン・メレンデス

パーカッション:ペドロ・ナバーロ

 

●ポロ

歌:上野富紀翁

 

●アレグリアス

踊り:北原志穂

 

●シギリージャ・イ・マルティネーテ

踊り:小島章司

 

〇フィン・デ・フィエスタ

全員

 

途中休憩なしの約90分の公演だった。タイトルの『美は涙の海から』は、歌人・劇作家寺山修司の次の詩にちなんだものだそうだ。

 

一ばんみじかい叙情詩

 

なみだは

にんげんのつくることのできる

一ばん小さな

海です

(『寺山修司少女詩集』より)

 

小島氏は、東京で声楽を学びつつ、さまざまな芸術に出会った。そしてフラメンコの道へと進んだ。この公演は、そうした小島氏の足跡をたどりながら、音楽と文学と舞踊が見事に結びついた極上の公演となった。

 

「バッハ」と「ロルカ」は、小島氏の芸術を解くカギだ。テクストなしでの小島氏のロルカの詩の朗誦は、感動的だ。フィナーレの「シギリージャ・イ・マルティネーテ」では、往年のサパテアードの健在ぶりも示し、観客を驚愕させた。

 

どのシーンも抜群に面白く、最後まで一気に見ることのできた創作フラメンコ公演だった。今日の千秋楽のチケットが残っているかどうかは不明ですが、お時間のある方はぜひご覧ください!

 

終演後は、お近くの席の知り合いにご挨拶をし、撮影の大森有起さんにお声をかけて劇場を後にした。大森さんからはロビー花の写真をいただいたので、ご紹介させてください。撮影:大森有起

 

 

 

 

 

JR山手線と京王線を乗り継いで次に向かったのは、「代田橋」。沖縄タウン内にある鮭専門店「しゃけ小島」で、バイラオール/フェステーロの小谷野宏司さんと待ち合わせていたのだ。小谷野さんとは、いつもさまざまな場所で会っているが――先週は「カサ・アルティスタ」のショーを拝見しました――二人だけで飲むのは、一年ぶりぐらいかな?

 

まずは、生ビールで乾杯。なぜかお花やお菓子のプレゼントをいただいてしまったので、そちらもいっしょに記念撮影。(笑)いつもながらのお気遣い、ありがとうございます!

 

 

 

 

 

 

鮭専門店だけあって、鮭のメニュー数がすごい。そして、一般的な居酒屋メニューや定食メニューもある。迷いに迷って選んだのは下記。

 

ルイベ。漬け焼き。つぶ貝焼き串。鮭とば。鮭チャンジャクリームチーズ。鮭大葉巻き揚げ。鮭バターライス(白)にいくらとフライをトッピング。他にレモンサワーと瓶ビール。猫が鮭を加えているイラストがついたグラスがめちゃくちゃ可愛らしかったのに、写真撮り忘れた!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マニアックなフラメンコ話が続き、あっという間に閉店時間となってしまった。お互いにけっこうハードなスケジュールの日々が続いているので、二次会はなしにした。

 

小島先生の公演と「しゃけ小島」での飲み会――不思議な組み合わせですが(笑)、どちらも最高でした。「しゃけ小島」さん、何もかもおいしかったです。ごちそうさまでした!

 

そして、今日の公演も満員盛況をお祈り申し上げます。