力にするためには「楽しい!!」ことが大前提
先月は、生徒さんの体調不良により急にスケジュールが空いたので、
久しぶりにソルフェージュ検定の試験監督に行ってきました
試験中、真剣顔で問題に取り組んでいる生徒さんたちの姿を見ていると、
この日までの努力が感じられて、声は掛けられませんが(試験なので)
心の中で応援歌を送っていました
試験を見ていると、日頃のその子の性格や勉強時のクセのようなものも感じられて、
学生時代は勉強を教えるアルバイトもしていた立場としては、
小学生のうちに直していった方が良いなぁと思うこともいくつかありました
でも、やはり真剣な顔っていいですね
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新年度になり、ソルフェージュをグループで学んでくれている子たちも何組か担当することとなり、
年齢もそれぞれ違う子たちが集まるクラスでは、自己紹介後、
親睦を深めるために「大かるた大会」をしました
最初は控えめにしていた子も、だんだんヒートアップ♪
自然と助け合うため&励ますための会話も生まれて、とても楽しい時間となりました
かるた終了後は、楽語の復習タイム
折角の真剣な学びの姿が見られたので、次回もリベンジ大会やるよ!と声を掛けて
その日のレッスンを終了しました
また双子のライバル組のレッスンでは、
春休みでそれぞれ3枚ずつ取り組んできてくれたプリントの丸つけ時間を有効に使うため、
リズムカードを2拍子、3拍子、4拍子にわけるゲーム♪
1回目は、間違いがあったものの、
それぞれに使ったカードをぐちゃぐちゃに切り直してお互いに渡して2回戦
2回目は二人とも1問も間違わずパーフェクト解答
グループレッスンの良さは、良い意味での刺激になるところ
2年目の楽典プリントに取り組む二人にとっては、
リズムの理解が大きな課題ですから、今のうちにしっかり力にして欲しいと思います
「ソルフェージュ」というと、音高・音大受験のために必要なもの?
とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではありません
これまでに集中レッスンを受けてくださった保護者の方々は実感してくださっているかと思いますが、
ピアノの楽譜は、高校生が弾く楽曲でも、小学3、4年生で習うソナチネの楽譜以上に新しいリズムは、
近現代の楽曲でない場合、そうは出てきません
楽曲が長くなる分だけ、扱う音の数が多くなるだけです
でも、ページ数が小学3,4年生の10倍になったからと言って、
レッスン時間が10倍に伸びる訳はありませんから、自分自身で「分析できる力=ソルフェージュ力」が
育っていなければ、半年ほどを掛けて一曲を仕上げることがやっと・・・
もしくは、弾けるまでにくじけてイヤになってしまう・・・
というのが、レッスンが続かなくなる方のパターンなのです
でも、小学生まででレッスンをお辞めになってしまった方は、
大人になったら、折角習ったピアノのことはほとんど何も残っていません
だからこそ、中高生まで続けていける力を当教室で学んでくださる全員の子に育てたいと、
ソルフェージュ教育のカリキュラムを整えてきました
しかしながら、「学び」というものは何でも反復しないと、授業だけでは力にはなりません
今年はぜひソルフェージュ検定受検を目標の1つにしていただき、
教室全体のソルフェージュ力をパワーアップさせていきたいと心に誓う試験監督時間でした
柴田陽人さん(東京藝術大学1年)ソナタコンクール全楽章部門 金賞
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リトルピアノコンサートのご紹介動画