萬劇場ショートストーリーコレクションvol.5 夏の短編集
無事に終演いたしました。
御来場、応援のお声、本当にありがとうございました。
(かつての職場のため、企業名は伏せさせていただきます)
30分しかないお話。
ちょっと口をすべらせただけで即話の確信という、おしゃべりな私には過酷なチャレンジでした(笑)
やっとネタバレできますね!
もとい。
お金大好き、お金になるなら大事な部下もバーンする☆ナナミ。
初めての悪役です。
ちなみにナナミは花火と同じイントネーションです。名字だよ。
役者を始めて三年目。
役をいただく度にだいたい初めてがあるので、「今回は初の○○役です!」なんてご案内をお送りしますが、
さすがにtheネタバレとなる「初の悪役」はPRに書けませんでした…!
いやぁ!やっと言えます!
悪役って超楽しいですね!!
善くありなさい、とする、倫理や道徳に逆らう存在。
本当はみんな、心の底に大なり小なり持っているであろう「狡さ」「利己的な心」「欲望」を惜しみなく口にすることができる。
人間を哲学する上で、悪役というのはとても有意義な時間でした。
役を振られたとき、最初は「えっ」とおもいました。もちろん。
でも、演じていくうちに悪役が愛されるのは、そんな心の底の気持ちを、惜しみなく発してくれるからではないか、という結論に至りました。
というか、自分が役を愛しくて仕方ない。欲望って、素晴らしいッ!
こんなに自分に正直な人ってなかなかいない(笑)
そんな、ひねくれたまっすぐさが、悪役というものの魅力だと気づきました。
短編ということで、
お金好き!、被験者?お金のなる木だよ!、部下?踏み台にするよ!
…なんて、人のクズとしか言えない情報しか台本上になかったナナミ。
純粋に悪人。
そんな彼女が、サヤマの手により「裁かれる」.ことは、ある意味勧善懲悪だと思いました。どうやら、風凛華斬ワールドのまだ見えない大きな力が働いた結果によるもののようですけどね。
悪が滅せられ、善なるものが幸せを得る。
そうあって欲しいと、大体の人が願っている世界で、勧善懲悪の物語は、そんな願いを叶えるひとつの「カタルシス」ではないかと思います。
だから、悪はとことん悪でなくてはならない。
それが、私が短編集で見つけた、ひとつの「物語」の意味です。
物語は現実逃避の手段じゃない。
心の内なる願いを叶え、明日へのエネルギーを与えてくれるものなんだ。
ばい、末次。
そんなわけで。
お客様。応援して下さる方。参加団体の皆様。
風凛華斬キャストとスタッフ。
そして誰より何より、萬劇場スタッフの皆様。
誰が欠けても、実現しえなかった夏祭り。
ひと夏の素敵な思い出を、本当に本当に、ありがとうございました。
ミーハー末次はチームまん○さんとマグズサムズさんのDVDを購入しました。
観るのが楽しみだなぁ。
「お気に入りの団体さん」「自分にご褒美な団体さん」がまた増えました。
お友達も増えました。
お芝居っていいなー。
これだからやめらんない!
これからも、末次と風凛華斬をよろしくお願いします!