こんにちは!
2.左足をカメラの方向へ。
3.上半身をカメラの方へひねる
4.刀を構える
次回は少し基本的な構え方をレクチャーしたいと思います。冬のイベントに間に合えばいいなぁ。
冬のイベントに向けて刀ポージング講座のニーズが高まってきてる気がします!
ありがとうございます。
今回は
にっかりする脇差の戦闘立ち絵を再現してみたいと思います。
ポージング講座に入る前に、初めましての方は基本の 刀の握り方 もチェックしてください。
今回は「重心を落とす」ことがポイントになります。
ご自身のポージングがなんかしまらないなー、という方は、大抵重心を落とすことで様になるようになるのではないかと考えてます。
この「重心を落とす」…完全に個々人の感覚によるものですので、コツをお伝えする方法もそれぞれになるのですが、
何らかのスポーツの経験者の方は「腰をグッと落とす」感覚がそれです。
足の裏全部で体重を感じるような。
私が腰を痛めた時にかかる整骨院では、「おへその少し下のあたりを意識するだけで重心を落とせる」というコツを教わりました。
もう細かい話はお会いするしかないので、本格的に刀を握ってみたい方は是非雷華殺陣教室に来てください。うちの師範が懇切丁寧に教えてくれます。
来年は1月下旬に開催予定です。
宣伝はさておき、そろそろにっかりしていきたいと思います。
1.ずしっと垂直に重心を落とす。
前のめりにならない、のけぞらない。地面に対して垂直に重心を落とします。
膝を軽く曲げる感じで、足の裏にまんべんなく体重を感じてください。
このポーズ、太ももにキます(笑)
体重を落としたまま、左足をカメラマンさんの方向へずいっと出します。左足が右足に被らないよう、体の向いている方向に対して左足を後方へ引く感じになりますが、引きすぎに注意です。
上半身の姿勢が崩れないように気をつけてください。
下半身が崩れないよう、上半身をひねってカメラを向きます。猫背に注意!
ポージング検討してわかりましたが、おそらく脇差の長さではこのポーズ、手が届かないです…この時ばかりは、打刀を借りたほうがいいかもしれません(汗)
刀の基本の握り方を決して崩さず、
右側頭部~後頭部の中間あたりから刀が出て、左目の上を通して、左手手のひらに切っ先を着地させます。
顔が見えるかどうかは刀の傾きで調整してください。刀の陰から覗こうとして、頭が傾かないように注意です。
また、刃が上を向くようにしてください。刃が下になると、手のひらを切っている写真になります( ゚д゚)
斜め後ろから見た図。
結構足にきますが、にっかり笑うのを忘れないでくださいね!
次回は少し基本的な構え方をレクチャーしたいと思います。冬のイベントに間に合えばいいなぁ。
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少しお小言になりますが、長物規制のあるイベント会場では刀の持ち込み・扱いに十分ご注意ください。
模擬刀で刃が丸いとはいえ、切っ先は刺さります。人の目をつく、引っ掻いてしまう、鉄の棒ですからぶつかれば骨折も考えられる、そのような恐れがあるために規制されているのだと考えられます。
また、遠目に見ると刃が丸いかどうか、お持ちの長物が本物かどうかなど分からないものです。人によっては恐怖してしまうこともあります。
このような「切れないといえど殺傷力は十分」「人によっては恐怖の対象」という理由から規制は存在します。特定の職業の制服コスが禁止されるのと理由が似ていますね。
法律で「袋やケースに入れた状態で持ち運ぶ」と定められているのも、上記の理由からです。
どうか、楽しい気持ちから他のイベント参加者さんや行き帰りの道で会う一般の方への配慮を忘れてしまうことのないようにお願いします。
※2016.01.24追記
「模擬刀は鉄の棒」という表現について、「鉄製ではない」というご指摘を受けました。
ご指摘の通り、模造刀も模擬刀も「鉄製」ではありません。
「模造刀」とは本物の刀の材質を再現するための美術品で、主に真鍮で作られています。
一方、私が表現に用いた「模擬刀」は、居合の練習に用いられるもので、硬度のあるジュラルミンなどを用いています。(お芝居の世界で出てくる「ジュラ刀」は、このジュラルミン刀を差しています)
模造刀も模擬刀もこのように様々な材質がありますが、
コスプレイヤーさん向けの記事ということで、
刀に触れる機会があまりない方に重量感や危険性をすぐに理解していただくために「鉄の棒」という表現を用いています。
金属の種類がなんであれ、重たい金属の棒を持ってコスプレをしていることをどつか忘れないでください。
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ポージング監修:風凛華斬 局長・SIN
(殺陣教室は2016年1月下旬再開予定です。詳しくは劇団へお問い合わせください)