やろうとしないから、やれないんだ。 | 境目研究家@ありさん。

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世の中色々な境目があります。成功する人しない人、うどんの関東ダシと関西ダシ、氣になる境目研究します。

【今日の良い言葉 550 (184)】

おはようございます。

550回目のキリ番です。
600回に向けて頑張ります。

今日は千葉である報告会に出席のため
岡山始発のぞみからの配信です。

今回のSVは「第8の奇跡」を成し遂げて
いるのでいつになく余裕の氣持ちで
発表会に臨めます。

仕事の神様の贈り物なのだと
感謝することしきりです。

努力は報われますね。

こんなうまくいっているときにこそ
読む本があります。

それが岡本太郎著、
『自分の中に毒を持て』です。

キリ番の記念すべき、今日の良い言葉は
その本からの一節。

”自分の正しいと思ったことを、
平氣で明朗に表す。”

今回の氣づきです。

慢心することなく志事に邁進する心
へ活をいれて頂きました。

それでは皆様の今日一日が愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。

コメント楽しみにしております。

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やろうとしないから、やれないんだ。

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よく、あなたは才能があるから、
岡本太郎だからやれるので、
凡人には難しいという人がいる。
そんなことはウソだ。

やろうとしないから、
やれないんだ。
それだけのことだ。

もう一つ、
うまくやろう、
成功しようとするから、
逆にうまくいかない。

人生うまくやろうなんて、
利口ぶった考えは、
誰でも考えることで、
それは大変いやしい根性だと思う。

繰り返して言う。

世の中うまくやろうとすると、
結局、人の思惑に従い、
社会のベルトコンベアーの上に乗せられてしまう。

一応世間体もよく、
うまくいくかもしれないが、
本当に生きているのではない。
流されたままで生きているにすぎない。

そして非常に悪いことは、
自分は純粋にこういうことをしたいと思っているが、
それを世の中は許してくれない。

しかも、自分はさまざまな悪条件の中にあるので、
もし違ったところで生活していれば、
出来るかもしれないが、
今の状況では、
というようにやたらに障害を並べたてることだ。

それは、弁解のために
自分に言って聞かせ、
他人に納得させるために
盛んに障害を言いたてているにすぎない。

ぼくの考え方はこの逆だ。

ぼくはこういう制約の多いところでこそ
自分のしたいことをするのが
本当の行動になると思う。

むしろ社会や周囲の全部が否定的であればあるほど
行動を起こす。

ただし、言っておくが、
それが中途半端だといけない。

中途半端だと不明朗になる。
そういうケースはずいぶん多くある。

止むに止まれずやったことが、
途中で半分腰が砕けると、
相手に対しても何か変なことになるし、
自分のポジションも奇妙なことになって、

”やらなきゃよかった”

という悔いばかりが残ることになる。

それをとことんまで明朗に、
自分をごまかさずにやれば、
案外通るものなのだ。

そしてそれが嫌みではなくて魅力になって、
みんなにプラスになるから、

”ああ、やってよかった”

と思えるようになるのだ。

自分の正しいと思ったことを、
平氣で明朗に表す。

そうすれば、
どんなに制約のあるところでも、
みんなが明朗になって、
やる氣になって楽しく生きがいのある生活に
巻き込まれていくだろう。

(岡本太郎 [著] 『自分の中に毒を持て』 青春出版社)


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