前回は、薬局の収益が、価値算定の基礎になることをご説明しました。今回は、それ以外の算定要素についてご説明します。

薬局の価値は絶対的なものではなく、譲渡先により大きく変わります。収益は、薬剤師自身が経営する場合、企業が経営する場合で異なります。また、運営の仕方でも変わってきます。さらに、投資資金の回収期間は、企業方針で異なるためです。

薬局の価額は、流動性でも変わってきます。例えば、薬剤師が集まりやすい都市部の薬局は、同じ数字であれば地方に比べ、価額が高くなる傾向にあります。また、譲渡先が借入で薬局を購入する場合は、金融情勢の影響も受けます。

薬局の価値は、店舗自体による内部的要素と、薬局業界や譲渡先による外部的要素で決まります。同じ薬局でも1年前と現在で価値が変わるのはこのためです。譲渡をする場合、最新の動向を踏まえた評価が、交渉の大きな武器になります。
新村 記

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自分の薬局は、いくらなのか? 薬局譲渡を検討する上で、欠かせないのが薬局の価値算定です。 上場企業のようにマーケットが存在しないため、薬局店舗の価額は、売り手と買い手の力関係で大きく変わってしまう場合があります。そこで、第三者の客観的な評価を基に、譲渡価格を詰めていくのが、一般的とされています。


では、どのように薬局価値は算定されるのでしょうか。算定の基礎は、薬局の収益に着目します。例えば、同じ技術料でも科によって必要な薬剤師の人数は、変わってきます。また、家賃も店舗により違います。中には、不動産も自己所有で、不動産の売買も必要になる場合もあります。さらに、Drの年齢で薬局寿命は変わってきます。


この様に、将来に発生する収益は、薬局それぞれであり、この収益の数年分を譲渡価額の基礎とします。 新村 記