薬局は、8月、9月決算のところも多く、今の時期、今期計画を立てると同時に、自社の薬局について考えられる経営者様が多いようです。特に最近は、医療機関の増加に伴う患者の奪い合いによるためか、微小ながら1薬局当り処方箋の減少が見受けられます。

これは微妙な変化であり、今は特に問題の無い薬局が大半ですが、既に損益分岐点ギリギリ・・・の薬局では、早急な対応が求められます。放っておくと自社ではどうにもならなくなり、最悪「タダでもいいから誰かやってくれ!」という状態になることもあります。

幸いにも、損益分岐点は企業それぞれであり、特に独立薬剤師の場合には非常に低いことが多くあります。「売上」から「利益」重視の流れは増々強まり、自社に合わせた店舗戦略を取る経営者様が多いように感じられます。

新村 記


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「M&A」が日本にも完全に浸透し、最近では、薬局業界でも知らない人はいない、と言っても過言ではないように感じます。

海千山千の薬局売買の時代も終わり、売り手、買い手ともにしっかりとした知識とビジョンを持って、交渉に臨まれている姿がうかがえます。

仲介会社に求められる期待も、M&Aノウハウやスキームの提供から、いかに適切なクライアントを紹介するかに移っています。

薬局経営者は、薬局の近くに生活の拠点を置いていることが多く、売却後の風評を非常に気にされる傾向にあります。

そのため、買い手クライアントを上場チェーンから、独立薬剤師まで、幅広く擁しておくことは勿論のこと、買い手側に対する経営サポートや、資金調達の支援など、売り手側に迷惑を掛けないサービスが求められています。
新村 記


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前回の続きです。出店したものの、残念ながら予想通り利益が出なかった場合、どう考えればよいのでしょうか?

① 続ける
投下資本を有効活用できていないため、借入をして出店している場合、返済が苦しくなることがあります。その場合、返済と利益のバランスを見て、どうするか判断することになります。

② 売却する
企業では利益が出ない店舗でも、独立薬剤師が経営すると、大きく利益が出ることも多く、ともすると売却価額次第では、投資を回収できるかもしれません。複数店舗を経営している企業では、自社基準に満たない店舗を整理するところは多く、より効率のよい投資先を求めている姿が伺えます。

③ 閉店する
今までの投資が損失となります。残された医療機関や患者、従業員をどうするかが問題ですが、赤字を出し続けているのであれば、賢明な判断とも言えます。

調剤薬局の場合、一度始めたら簡単に閉店できず、常に上記の①②③に考えを巡らしながら経営している方が多いようです。そのため、利益や借入の把握は当然のことながら、自分の薬局の価値を知りながら経営している方が増えているように感じます。
新村 記


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