前回までは日本語にはない英語の発音って難しいぜー。でも音の基本ルールさえちゃんとできていれば伝わるよ♪ってなお話しでしたが、文法的には他の言語に比べて難しいのでしょうか。
私は英語以外の言語に精通している訳ではないですが、まずは大学の第2外国語、留学中にちょっと学んだフランス語を例に挙げます。
「行く」の原形はallerですが、主語が変わると形が全部変わります。私は:je vais、君は:tu vas, 彼(女)は:il/ elle va, 私たちは:nous allons, あなたは:vous allez, 彼(女)らは:ils/elles vont
現在形だけでこれです
これにさらに過去形だったり未来形だったりでまた活用が変わります。
それに比べたら英語のシンプルなこと! 三人称単数だとsかesがつくだけ、過去形・過去分詞形も-edをつけるか、不規則に変わる動詞はせいぜい50くらい覚えたら十分です。あとは未来を表すwillやbe going toを使う時は動詞は原形そのままです。
日本語は主語によって形が変わることはないのですが、否定形の場合、英語やフランス語みたいにnotやne pas といった否定語を付けるだけなく、「行く→行かない」みたいに語尾がア段で活用したり、過去形にすると「行った」と謎のちいさい「つ」が入ったり。
日本人だと当たり前に使えるこの音便変化を外国語として日本語を学ぶ人はその動詞ごとにルールを覚える必要があります。それでなくても文字だけで3種類も覚えなきゃいけないし、大阪弁だと「行けへん」だの東京弁だと「行かねえ」だの地域ごとに助動詞も活用も全然違うし(笑)
そう考えると、動詞そのものの活用変化が非常に少ない英語ってフランス語や日本語に比べると簡単でしょ?
私は外国人に日本語を教える仕事もしていますが、wear「着る」という語を使う度に「ああ、身につけるものはwearだけでまかなえるなんて便利すぎる」と感心します。シャツもズボンも帽子もメガネも全部wearでOK!
日本語だったらどうでしょう。シャツを着る、ズボンをはく、靴(下)をはく、メガネをかける、アクセサリーをつける、帽子をかぶる、などなど、衣類や装飾品ごとに使う動詞が違うんです。面倒くさい![]()
なので、自由自在に日本語を操れる私たち日本人って凄いんです(笑)フランス人は、フランス語を凄く誇りに思っているって言うでしょ?私たちも「日本語ってすごい」って思いましょう。
だから、「英語は難しい!」っていう固定観念を捨てて、もっと気楽に付き合いましょう。なんだったらフランス語で数字の読み方をググってみてください。何でこんなことするの?
って思いますから。