伝わる発音と伝わらない発音 | ようこそ!あわざイングリッシュスクールです

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前回のブログでは、日本人なんだから別にネイティブみたいな発音じゃなくても通じるから大丈夫〜的なことを書きました。

そうです。極論ですが、イッテQ!の出川イングリッシュでも伝えたい気持ちがあればなぜか通じてしまうのですからデレデレ

コミュニケーションは度胸と気持ちだと、あのコーナーを見る度に勉強になります。

 

しかし、世の中そんな辛抱強く聞いてくれる人は少ないと思いますので、これは間違えたら伝わりにくい、というのをいくつかご紹介します。

 

①アクセントの位置がちがう

英語って実は文字それぞれの音よりもアクセントの方が重要で、特に2音節以上ある語はアクセントの位置を間違えて発音すると伝わらないことが多いんです。アクセントを研究している先生の論文を読めばその理由も分かると思いますが、今回は一般的に言われていることと、私個人の経験からお話しします。例えば、日本語で「マクドナルド」といってもほぼ伝わりませんが「マクナル」と真ん中のドだけ強く発音して最後のドは添える程度にするだけでも伝わりやすくなります。アメリカ留学中、「Virginia」のアクセントの位置が分からなくて何回言っても伝わらず、アクセントの方が実はめっちゃ重要な件と認識できましたデレデレ

 

②子音に母音が入っている

これは日本語特有の問題なのですが、日本語って「ん」以外全てのひらがなに母音があります。例えば英語で「cook」はカタカナで「クック」、これをそのまま読むと「kukku」と語尾のkの音に母音が発生します。この語だけ聞くとネイティブには「cuckoo」(鳥のカッコウ)に聞こえるかもしれません。語尾の子音をちゃんと子音として発音したらそれだけで英語っぽく聞こえます。このブログを読まれた英語話者、学習者の方からすると「何を当たり前のことを」と思うかもしれませんが、学校や塾で英語を「科目」としてしか学んでいない中高生は本当にビックリするくらいカタカナで発音するんです滝汗

 

前述のアクセント問題にも関わりますが、英語は「強弱アクセント」です。例えば一音節の短い単語であれば、その母音を強く発音するだけで語尾の子音に母音は入らなくなります。cookedを「クックド」と読んでしまう人は【oo】の部分を大げさに強く発音してください。そうすると後ろのkはきれいな無声音になりedもドではなく【t】と、ちゃんとルール通りに発音できるようになります。

 

③似てるけど全然違う音、でもカタカナだと同じ表記になっちゃう音

彼女はの「she」と海の「sea」日本語で書いたらどちらも「シー」です。でも【sh】は唇を少しすぼめて息を吐く音、【s】は上下の歯の隙間から空気を出す音。shall、shell, shop、shoe, ではちゃんと【sh】の音が出せるのは日本語にも「シャ、シュ、シェ、ショ」の表記があるから。でも【イ】の段には拗音がないので、どっちも「シー」の表記になってしまい、「sea is my friend」みたいな発音になってしまいます。また、下先をちょっと噛んで空気を出す音【th】の音もカタカナでは表記できないのでサ行ダ行のカタカナが当てられますし、【f】も下唇を噛んで息を出す音なのに、foodとhoodも日本語では「フード」です。

 

てな具合に、英語の発音をカタカナで表そうとするから上手く発音できないだけなので、最初から「フォニックス」で子音の基本の発音をしっかり学べば「伝わる発音」が身に付きます。

英検の2次試験の音読でも、ちょっとした工夫をするだけで英語らしい発音になります。これを読んでいる中高生の方、これから英語を学び直したい大人の皆さんはぜひフォニックスを実践してみてください。

 

フォニックスは音と綴りのルールを学び、「読み書き」ができるようになる学習方法なので、子供や英語の発音の基本を学びたい人にはとても効果的です。しかし実際はアクセントも重要だし、フォニックスだけではカバーできない発音もたくさんあります。

特にSchwaと呼ばれる「あいまい母音」は私もとても苦手ですが、このあたりの発音は「もっとネイティブスピーカーの発音に近づきたい!」っていうレベルになってからで大丈夫です。できなくても伝わりますのでご安心ください。