26日、中山競馬場11Rで行われた第66回グランプリ有馬記念(GⅠ)は、縦長の馬群の中団から徐々に進出した横山武史騎手騎乗の1番人気エフフォーリア(牡3、JRA美浦・鹿戸雄一厩舎)が、直線半ばで抜け出し、内から伸びた和田竜二騎手騎乗の5番人気ディープボンド(牡4、JRA栗東・大久保龍志厩舎)に3/4馬身差をつけ優勝しました。勝ちタイムは2分32秒0(良)でした。
さらに1/2馬身差の3着に、C.ルメール騎手騎乗でラストランの2番人気クロノジェネシス(牝5、JRA栗東・斉藤崇史厩舎)が入りました。なお、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気ステラヴェローチェ(牡3、JRA栗東・須貝尚介厩舎)はC.ルメール騎手騎乗のクロノジェネシスと1/2馬身差の4着に終わっています。
勝ったエフフォーリアは、父エピファネイア、母ケイティーズハート、その父ハーツクライという血統です。史上最多の得票数となる26万742票でのファン投票1位、単勝1番人気の支持に応え、府中の天皇賞(秋)からのGⅠ連勝でグランプリホースに輝きました。鞍上の横山武史騎手、管理する鹿戸雄一調教師共に同レースは初勝利です。
ファン投票1位の3歳馬による戴冠は、1972年(昭和47年)のイシノヒカル、1976年(昭和51年)のトウショウボーイ、1994年(平成6年)のナリタブライアンに続いて史上4頭目(馬齢は現行表記による)です。