ずーと、思っていたことがある。
過激なので控えていたが、先日お客様とお話しをした。
10年前までは、米国、日本などの先進数カ国で全世界の富のほとんどを支配していた。
格差がなかったのは、日本国内だけの問題で、
世界からみれば、日本は豊かでその他の多くの国は貧困という状態だった。
日本人の9割以上が中流階級と言っていた時代の裏で、
世界には貧しい生活を強いられていた人々がたくさんいた。
それが、今では、中国を代表として、ロシア、インド、ブラジルなど、
新興国も全世界の富みを分け合う時代になった。
全世界所得は、さほど変わっていないでしょう。
それを、先進数カ国でシェアしていたときと、
先進数カ国と新興国でシェアするようになっただけである。
今までとは明らかに状況が違います。
アフリカ諸国が台頭してくれば、その流れはもっと顕著になるでしょう。
日本国内だけをみているので格差だと思うのでしょうが、
グローバルな視点では、仕方がないことだと思う。いや、当然の結果である。
国家や政府はきれい事を言っても、本当には助けてくれません。
自分自身が、なるべく若いときに日本が置かれている現状に気づき、どのように行動するか?
が問われているような気がします。
小さいときに、親父から歳をとってから経済的に困ることほど惨めなことはない。
だから、若いときに勉強するんだ。とよく怒られました。
大人になってから思うと、ありがたいと思う今日この頃です。