ちょっと、ほっとして、嬉しい瞬間でした。
昨年の秋口から、他の先生が当初立ち会っていた税務調査を引き継ぐことになりました。
最初は、税務調査はその先生が行い、私は税務調査終了後から顧問契約というつもりでした。
実際にお客様とお話をしていると、どうもその先生は初めての税務調査らしく、しかも立ち会っていても一言も発言をしてくれないと、お客様は不満げでした。
そこで、私が税務調査官のキャリアなどを調べ、ある程度の戦略をお伝えしました。お客様もそうとう不満だったのでしょう。是非、税務調査も鈴木へ依頼したいという流れに!
しかし、その先生の立場もあるでしょうし、他の先生などが作成した申告内容の税務調査はある意味非常に難しいので少し悩みました。(過度に期待されてもその期待には応えられない場合がありますので...)
先ずは、その先生に契約等もあるでしょうからお話ししてみてください。とお伝えしました。
数日たって、契約は解除できました。是非、これからお願いしますと依頼されましたので、そこまでおっしゃっていただいて断る訳にはいきません。
会計業界に関係している方ならば、秋に行われる税務調査がどういうものかお解りだと思いますが、調査官は真剣度200%です。この時期に行う税務調査は、空振りは許されません。
税務署は、調査対象年の収入、所得からしたら想像を超える資産取引をしている。よって、売上除外などの脱税をしているのだろうと踏んだのでしょう。最初は、調査官も100%の確信があったのだと思います。
調査対象年については、私が調べた限りでは不自然なところはありません。しかし、よくよく調べていくと、お客様自身にも昔に正しく申告していない時期があります。結局、お客様の主張と税務署の主張の乖離は、その間の所得が原因となっておりました。
不自然なところはありませんので、証拠資料を提出し正しく申告していますと説明ができればこれだけの時間はかからなかったのでしょう。しかし、実は、お客様のお話を信じるしかない、反証するだけの証拠が今は存在しないケースだったのです。
よって、こうだったという推定証拠を積み上げた方が勝ちと私は考えました。税務署側に先を越される前になるべく多くの事実を積み上げ、こうだったことに合理性がある。可能性が一番高いでしょう。という展開に持ち込みたいと思いました。
かれこれ私が引き継いでから5ヶ月、お客様は前の先生から通算しますと半年になります。ようやく結論がでます。その間、年を越す前には、税務署から理解しがたい理由で修正を則すこともありました。更正をちらつかせ納税額が調査対象年合計で1000万円近い金額を言うこともありました。
結論は、そのお客様が正しく申告していなかった金額を正しく申告した場合よりは、少額の修正申告で収まりました。1000万円近い金額からは大幅な減額ですが、決して小さな金額ではありません。多額だと思います。
しかし、多額な納税をするにもかかわらず、お客様からは大変感謝していただきました。ありがとうございました。と言っていただけました。
税理士の違いを感じていただいたと思っております。これからは、弊社が責任をもってお守りしていきます。思う存分、事業を行ってガッツリ稼いでください。