4月24日.29日目.


午前中,大学でコーヒーを飲みながら論文を読んでいると,また「トイレはどこですか」と聞かれました(今回もはじめ何を聞いているのかよくわからなかった).その男性がトイレから戻ってきて,目が合ったので,少しおしゃべりしました.トイレはどこと聞くくらいなので,外部から遊びに来た人で,メキシコ出身でカリフォルニア在住の方でした.日本から来たというと,「このまえTV見てたら,日本のベイブリッジが映ってて,あれスゴイネ.カリフォルニアにはあまり橋ないもんね」とよくわからないところで感動していました.


午後は経済学系のワークショップがありました.アルゼンチンの大学からきた研究者の発表で,なかなかダンディな方 でした.発表は各国の政治体制をモデル分析したもので,拒否権の発動者の性質が政治体制の柔軟性や安定性にどのような影響を与えるのかについて議論しています.今日はどうも集中力がもたず,スペイン語なまりの英語を聞いていると,レクター博士に殺されるイタリア人の警察官を思い出してしまって,内容がよく理解できませんでした.


帰宅して,ズッキーニとシイタケのパスタと,アボカドとトマトのサラダをつくりましたが,仕上がりがいまいちだったので写真はなしで.

4月23日.28日目.


昨日は社会学部のCCOP Workshopに参加し,今日はビジネススクールのOBIR Workshopに参加しました.


社会学部のワークショップは前回とは異なり教員による発表だったので,15人くらいは参加していました.Prof. John Martinの発表で,場の理論をつかって大統領選における投票行動を説明しようとするものです.共和党支持か民主党支持か,という投票行動の動向が地域レベルで連動する連動を見せるのか,もしくは,地域レベルの連動性はなく所得層や教育レベルという地域をまたぐ要因の影響を受けるのかを検討していました.


砂鉄の上に磁石を置くとそこに磁場が発生し,その磁場の中で個々の砂鉄の粒が連動した動きを見せる,というメタファーがあてはまるのが地域レベルで投票行動が連動している場合です.19世紀後半の大統領選挙と戦後の大統領選挙を比較していて,だんだんと地域レベルの連動性が消え,所得層や教育水準の層でまとまった動きを見せるようになる,というのが結論だったと思います.


いっぽう,OBIRのワークショップでは博士課程の大学院生の発表が2本立てでありました.はじめに発表した学生はアライアンスの研究をしていて,日本企業のデータをつかって,経済環境が安定的なときと不安定なときではアライアンスの組み方(相手の選び方)にどのような違いが出て,企業成果にどのような影響を与えるのか,という研究でした.おそらく僕のスポンサーであるProf. Lincolnの学生ではないでしょうか.師匠と同様に,基本的にケイレツに関心があるようでした.


もう一人は,ミクロ組織論の研究をしていて,創造性と制約との関係について議論していました.よくある議論ですが,制約がまったくないと創造性は発揮されにくいが,反対に,制約がきつすぎても創造性は生まれない,という仮説を実験データを使って実証していました.


明日は経済学系のワークショップ.これも政治の議論だったような気がします.

4月22日.27日目.


日々,英語も日本語も話さない日が続いています.これではいけないということで,とりあえずまずはリスニングの訓練をしようと思い,バークレーの社会学部の教授たちのインタビュー がウェブ上で公開されているので,そのテープ起こしを始めました.こんなことは日本でやっておくべきでしたが・・・.いろいろビッグネームがいるのですが,BendixやSelznicの英語はわかりにくそうなので却下.チャーミングなHochschildか,色っぽいSwidlerか迷いましたが,HochschildのデータがダウンロードできなかったのでSwidlerにしました.


彼女の英語は比較的聞きやすいと思います.ただ書き起こそうと思うとけっこうわからないところがでてきて,その部分がネックになって正確に内容が理解できなくなってしまいます.たとえば,インタビューの前半に.マルクスの『共産党宣言』を読んでえらく感銘を受けた.という部分があるのですが,ここがよく聞き取れません.『共産党宣言』を読んでいれば少しは理解できるのでしょうね.スタンフォード大学の講義のデータもituneで入手できるようなので,これらを使って聞き取りの練習をしたいと思います.基本的にひきこもりタイプの勉強法です.


英語の関連でもうひとつ紹介すると,社会学部の大学院生から,なかなかよい英文添削の会社を紹介してもらいました.Scribendi という会社で日本の英文添削の会社よりも安い価格でサービスを提供しています(当然ですが).僕の場合,8000wordsで日本の会社だと5万円近くで2週間くらいの納期,Scribendだと1万円くらいで3日の納期でした.しかもこの納期は料金はあがりますが1日にもできますし,12時間で仕上げさせることもできます.まだ仕上がりをちらっとしか見てませんが,細かく直してくれているように思います.しかも,「オーナー経営者の側からのデータはあるけど,買い手側のデータは紹介されてないよね.両方の視点をきちんと入れたほうがいいんじゃない」というまっとうなコメントもいただきました.どんな仕上がりなのかに関心のある方はご連絡いただければファイルをお見せします(あとであまりに稚拙な間違いをしていたことが判明したら前言撤回します).


今日は社会学部のセミナーに参加しましたが,その件は気が向いたら明日書きます.帰宅してからプールまで走っていって,準備万端で快調に泳いでいたら,途中で思いっきり足をつりました.過去最高の痛さで,おぼれるかと思いました.


そのあと足を引きずりながら作った固焼きそば.


固焼きそば