4月23日.28日目.
昨日は社会学部のCCOP Workshopに参加し,今日はビジネススクールのOBIR Workshopに参加しました.
社会学部のワークショップは前回とは異なり教員による発表だったので,15人くらいは参加していました.Prof. John Martinの発表で,場の理論をつかって大統領選における投票行動を説明しようとするものです.共和党支持か民主党支持か,という投票行動の動向が地域レベルで連動する連動を見せるのか,もしくは,地域レベルの連動性はなく所得層や教育レベルという地域をまたぐ要因の影響を受けるのかを検討していました.
砂鉄の上に磁石を置くとそこに磁場が発生し,その磁場の中で個々の砂鉄の粒が連動した動きを見せる,というメタファーがあてはまるのが地域レベルで投票行動が連動している場合です.19世紀後半の大統領選挙と戦後の大統領選挙を比較していて,だんだんと地域レベルの連動性が消え,所得層や教育水準の層でまとまった動きを見せるようになる,というのが結論だったと思います.
いっぽう,OBIRのワークショップでは博士課程の大学院生の発表が2本立てでありました.はじめに発表した学生はアライアンスの研究をしていて,日本企業のデータをつかって,経済環境が安定的なときと不安定なときではアライアンスの組み方(相手の選び方)にどのような違いが出て,企業成果にどのような影響を与えるのか,という研究でした.おそらく僕のスポンサーであるProf. Lincolnの学生ではないでしょうか.師匠と同様に,基本的にケイレツに関心があるようでした.
もう一人は,ミクロ組織論の研究をしていて,創造性と制約との関係について議論していました.よくある議論ですが,制約がまったくないと創造性は発揮されにくいが,反対に,制約がきつすぎても創造性は生まれない,という仮説を実験データを使って実証していました.
明日は経済学系のワークショップ.これも政治の議論だったような気がします.