妊娠6週だった。

はっきり言って誰の子か分からなかった。

逆算してみると…、

もちろん1番可能性があるのはNさん。

その頃、ゴムをつけるのが嫌いだった私は、Nさんとだけ生でやっていた。

セフレとはゴムをつけていたので、可能性は低くなる。









私は産む事にした。

よく考えるべきだったのかもしれない。

私はまだ若かった。

子供を育てるということを簡単に考えていた。








Nさんに妊娠したことを伝えると、



N「本当に!?」

あい「うん。本当だよ。」


N「産んでくれるのか!?」

あい「うん。」


N「嬉しいよ!」

あい「私も(*^^*)」

N「結婚しよう! それでずっと一緒にいよう。」

あい「うん。 でも私なんかでいいの?」

N「俺はあいじゃなきゃダメだから。」

あい「ありがとう。私もNさんのこと大好き。」

N「あい、愛してる。」








私は結婚する事になった。
この結婚が後々私を苦しめるとも知らず。
Nさんの外見は全然タイプじゃなかったけど、噛めば噛むほど味が出るスルメのような人だ。

少し短気だけど、私にはいつも優しい。

そして、とにかく一途。

私以外、眼中に無いようだった。

私の携帯を盗み見て浮気しているのを知り、最初は激怒するけど結局許す。

そういうことが何度あっても彼からは別れようと絶対言わない。

私が別れようとすると、お願いだから別れないでと土下座までする。

私には理解できないほどの深い愛情を持った人。

時にはその愛情が重いと思ったりした。

しかし彼とは性格が似ているようで、無理に合わせようとしなくても自然に気が合う。

そんな彼といるとなんだか落ち着くのだった。









彼からは毎日『愛してる』『ずっと一緒にいよう』『結婚しよう』と言われ続けた。

そのうち、それもありかなぁって思い始めていたころ……













私は妊娠した。
仕事を辞めた私はまた派手に遊ぶようになった。

そして、また出会い系にハマっていった。

出会い系で知り合い、名前もドコに住んでるかも分かんない人とHをする。

でも、それが楽だった。

人の心と関わらなくて済むから。

お互いやることやったら帰る。

それでよかった。

好きとか嫌いとか…もうたくさん…。










でも本当は愛し愛されたいのに、強がって誰にも心を許さなかった。















その日も出会い系サイトを眺めて、私が投稿したものに返事くれたひとのプロフィールなどを見ていた。

年上好きの私は返事の中から、15才年上のNさんに返信した。

メールの感じも優しそうで、電話で話してみることになった。

声は低めで私の好み。

当然会うことになった。

Nさんの仕事が終わってから、ご飯を食べに行った。

見た目は全然タイプじゃなかった。

とりあえず、Hはしたけど次は無いなぁって思ってた。

かっこよく無いし、アレが小さくてHもあんまり…。

でも、Nさんは違った様で…。

H=付き合う って思ってたみたいで、彼氏ヅラしてた。

1回やったくらいで何勘違いしてんの!?って思ったけど、あまりにもしつこいから少し遊ぶことにした。








Nさんは独占欲が強くて、ものすごい束縛する。

一緒の時は携帯見ちゃダメ。

1日に何回もメールして、少しでも私の返信が遅れると『浮気してるんじゃないか』と疑う。

それがMの私には堪らなく嬉しくって、だんだん彼の事が好きになっていた。







それでも、他に何人かセフレがいた。

1人に執着すると裏切られた時に痛い思いをする。

だから、2、3人補欠が必要だった。

ひねくれた考えだけど…

そうすることで、心の均衡がとれていた。