@二度目の短冊を結んだ日…。 | 溢れる想い 〔ポエムのささやき〕

溢れる想い 〔ポエムのささやき〕

心から溢れた言葉をつなげて、文章にしてみました。
あなたの小さな何かになれたら嬉しいです。

小学生の時に先生から


短冊が配られました…。


私は好きなピンク色の短冊に


願いを書きます…。


私は自分の願い事が読まれると


恥ずかしいので


笹の一番下に結びました…。


次の日


クラスに飾ってある笹に目が入る…。


自分が書いた短冊を見ようとした…。


すると一番下に結んだ


私の短冊がありません…。


すると窓際に集まっている


三人組の女子が私を見て笑ってた…。


慌ててクラスのゴミ箱を見た…。


私の願いを書いた短冊が


ゴミ箱に捨てられていました…。


すると三人組は私に聞こえる声で


「歌手なんて、なれるわけ無いじゃんね…。」


って言って笑ってた…。


私は自分の書いた短冊を握り潰して


三人組に向かって歩き出した…。


そんな時だよ


私よりも先に


その三人組の頬を


小夏ちゃんがビンタをした!


三人組を一瞬で泣かしてしまった…。


「人の願いを笑うな!」


最後にそう言ってくれました…。


その後、先生がやって来て


三人組と小夏ちゃんを


連れて出て行きました…。


私も黙って居られなくて


走って小夏ちゃんを追います…。


五人が職員室に横に並ぶ…。


私は握りしめた短冊を


先生に見せました…。


「ゴミ箱に捨てられてて…。」


小さい声で先生に伝える…。


先生は泣いている三人組を


見つめています…。


「クラスメイトの願いや幸せを奪う権利は誰にも無いんだよ…。」


三人組に諭すように


先生は穏やかにゆっくりと話します…。


「先生の生徒なら、何をしなくちゃいけないか分かるよね?」


三人組は泣きながら私に謝って来ました…。


その姿を見たら


急に涙が溢れて来てしまう…。


「せっちゃん!泣いたら負けだよ!」


小夏ちゃんが職員室に響くように


大きな声で叫んだ…。


すると先生は


「どんな事も絶対に暴力は駄目だよ…。ましてや大切な友達を守るだったとしてもね…。」


 と、小夏ちゃんを諭します…。


「手を出して本当にごめんなさい…。」


小夏ちゃんが三人組に頭を下げて謝ります…。


最後は五人で握手をして仲直りしました…。


「もう一回、短冊に願い事を書いてね…。」


そう言って先生は引き出しから


赤色の短冊を手渡してくれました…。


私は教室に戻って短冊に


願い事を書いて結びます…。


「小夏ちゃんとずっと友達でいられますように…。」


結んだ後、私の横の短冊が目に入った…。


「お金持ちになれますように!」


小夏ちゃんの短冊でした…。


私はさっきまで落ち込んで居たのに


小夏ちゃんの短冊を見て


一気に元気になれました!


今、小夏ちゃと一緒に帰ります…。


「小夏ちゃん、今日は本当にありがとね…。」


そう言うと


「なんのこと?」って、とぼけるんだ…。


「私、お金持ちになりたいな!」


小夏ちゃんにそう言うと


小夏ちゃんが


「世の中、やっぱりお金だよね!」


って言って笑った…。


二人でいっぱい笑いました…。


笑い過ぎて涙が溢れます…。


私ね、お金なんて沢山は要らない…。


この世の中には


お金よりも大切な事があるから…。


教えてくれたのは小夏ちゃん…。


小夏ちゃんのこの笑顔は


お金なんかじゃ買えないもんね!


今、この小夏ちゃんの笑顔を


私、誰よりも思い切り


独り占めしちゃうんだ!