溢れる想い 〔ポエムのささやき〕

溢れる想い 〔ポエムのささやき〕

心から溢れた言葉をつなげて、文章にしてみました。
あなたの小さな何かになれたら嬉しいです。

「なんの為に生きるか?」


私は胸を張って言えます!


「家族の為、特に娘の為にです…。」


私は8歳の時に母を亡くなりました…。


それから何年か時間が止まって居ました…。


その時間を正確に今の時間に


合わせてくれたのは「娘」でした…。


確かに悲しい時間を埋めてくれた


人たちは沢山居てくれました…。


勿論、その人たちが居てくれて


今があると思って感謝しています…。


でもね、これだけは嘘は付けないから


正直に話します…。


今、夫がトイレへと


私の眼の前を通って行く…。


「ごめんね…。」


細やかに頭を下げます…。


子供を産む事は想像以上の痛みでした…。


遠くなる記憶の中で


薄っすらと母ちゃんが見えました…。


確かに私の手を握って


「頑張って、せつこ!」と


叫んでくれました…。


その時ね思ったんだ…。


私には学も無ければ


得意な事は何も無い…。


だからこそ、この子の為に


絶対に長生きしてやろう!って…。


心の中からそう誓ったんだ…。


娘が産まれて何年かして


病気の完治は難しいかもと


医師からは告げられました…。


それでも生きるのを諦めないのは娘の為…。


私は子供の頃


母ちゃんが居ないだけで


どれだけ虐められたか…。


クラスの中でカーネーションを


態と私にだけ配られなかったり


父兄参観日は苦痛で休んだ…。


遠足で持って行った


父ちゃんの茶色ばかりのおかずを


見られて笑われた…。


転校生には何でお母さん居ないの?と


答えられない事もあった…。


父ちゃんからスーパーに


買い物を頼まれると偶然


クラスメイトとそのお母さんが 


一緒に買い物に来ているのを見て


慌てて棚に隠れました…。


そんな辛かった


寂しい思いを我が子には


娘には絶対に同じ思いだけは


させたくなかったんだ…。


あの辛さや苦しみは


私だけで十分です…。


例え入院しても


手術をしても


死ぬ事だけは考えられなかった…。


もし私の身勝手で


植物人間になったとしても…。


それでも生きたいと思う…。


娘から母親と呼べる存在だけは


絶対に消せない…。


これって多分


嫌、絶対に私のわがままだよね…。


分かってる、分かってるんだ…。


でもね、娘のママでずっと生きていたい…。


せめて娘が素敵な男性が出来て


結婚するまでで良いから…。


だから試薬だろうが


強い薬だろうが頑張れる!


だって娘の笑顔を思い出したら


私、なんにだってなれる…。


娘の笑顔は私の特効薬で宝物…。


娘の笑顔を見られたら


私、なんにも要らない!


こんな病気ばかりのママでごめんなさい…。


でもね、誰よりも貴女を愛しています…。


神様、もう少しだけこの世に


居させて下さい…。


それで地獄に落ちても本望だから…。


だって、娘は私の生きてる全て…。


私の生きる希望なんだから…。