昨日の晩
夫から
珍しく
話を
してきました…
『明日、有給
使うから…』
急な話で
何の事だか
さっぱり
分かりません…
「何かあるの?」
そう言うと
夫は
新聞を
取り出して
広げて
指をさします…
『明日、どうしても
応援して
やりたいんだ…』
そこには
「明治神宮野球大会…」と
書いてある…
よく見ると
夫の卒業した
学校の名前…
『どうしても
応援して
やりたい
奴がいるんだ…』
そう言って
新聞を
丁寧に
折りました…
あなたは
朝になると
まるで
子供のように
落ち着きがなく
ウキウキしているのが
分かります…
『行ってきます!』
いつもより
大きな声…
あなたを
そんなに
応援させてしまう
選手は誰?
私も少し
気になって
スマホを片手に
家事をする…
すると夕方前
あなたから
ショートメールが
届きます…
『勝ったよ!
優勝だよ!
日本一だよ!』
あなたはさっき
家に帰ってきました…
片手に
紙製のメガホンを
握りしめながら…
あなたは
玄関で
酔いつぶれながら
呟いてる…
『釘宮…
よく頑張った…』
そう言うと
玄関で
眠っちゃった…
あなたは
釘宮君と言う
選手を
応援してきたんだね…
あなたの手から
紙製の
メガホンが
離れると
メガホンは
一枚の厚紙になった…
メガホンの
裏面に
マジックで
サインが
書いてあります…
「釘宮光希」と
はっきりと
力強く書かれています…
今、はっきりと
分かります…
きっと
釘宮選手って
苦労して
きっと
怪我を克服して
頑張った
選手なんだね…
だって
あなたが
いつも
応援する
プロ野球選手って
怪我を克服して
活躍した
選手ばかりだもの…
私は
釘宮選手を
知りません…
今日の活躍も
文章でしか
分かりません…
でも
夫は
いつも
シーズンになると
あなたを気にして
仕事を
していたんだね…
四年間の
そのどこかで
大きな怪我をして
それを
克服して
今日
優勝が
できたんだね…
おめでとう
釘宮選手…
今まで
ありがとうね
釘宮光希さん…
本当に
ありがとうございました…