四月の雨… | 溢れる想い 〔ポエムのささやき〕

溢れる想い 〔ポエムのささやき〕

心から溢れた言葉をつなげて、文章にしてみました。
あなたの小さな何かになれたら嬉しいです。

体がだんだんと

重たくなって

息をするのも

辛くなる…

その時に

偶然

公園を見つけた…

その中の

ベンチに

雪崩れ込む…

「ギシッ!」

私の重さで

ベンチが鳴いた…

よく見ると

ベンチは木製で

所々

腐っている…

指に力を入れたら

今にも

壊れそう…

でも

ベンチは

私の体を

しっかりと

受止めてくれます…

あなたのお陰で

私は道端で

倒れることは

無かったよ…

そう思うと

急にあなたが

羨ましくなる…

公園の隅の

目立たない場所には

居るけれど

所々

腐ってはいるけれど

あなたは

立派なベンチです…

それに比べて

私は人間の

形はしているけれど

人間では無い気がして

堪らない…

でも

あなたの上に

この上に

座っていると

そんな拘りは

とっても小さく

思えてくる…

いや、小さい…

それを今

ボロボロな

あなたが

そっと教えてくれる…

「ただ生きている

それだけでいい…」

とっても

小さな声だけど

ちゃんと聞こえたよ…

ベンチからそっと

立ち上がる…

すると

急に雨が降ってきた…

体はずぶ濡れだけど

何だか心は

晴れ晴れしている…

今、雨が温かく感じる…

まだ四月が始まった

ばかりなのに…