1745年に建立された、
桁行・奥行き共、3間の方形のお堂で、屋根は杮葺です。
外周には4周共高欄が設けられています。
内部は一体空間で、中央奥の1間四方が内陣扱いで、その前に2本の柱が設けられています。
その柱から外周の柱に海老虹梁が掛けられています。
あまり構造的役割を担っているようには見えなくて、また、高さの違う部位を繋ぐという海老虹梁の特徴でもない感じです。
意匠的な要素が大きいのではと思われます。
内陣を示すように金色の柱が設置されています。
柱から外周に海老虹梁が設けられています。
柱・梁共、構造的に重要な働きをしているような感じではなく、
意匠を重視していると推察されます。
海老虹梁は高さの差が少ないこともあり、曲がりが緩やかで、流れているような感じで、優美な感じがします。