大阪府和泉市にある 西国四番札所

創建は500年代中頃とのことですが、日本に仏教が伝わった黎明期ですので、本当だろうかと思います。

本堂は安政年間(明治の直前)の再建

「大阪だからいつでも行ける」と思っていたこと、お詣りしたとあまり聞かなかったことで、気に留めていなかったのですが、今回仕事の関係で行くことになりました。

行かれた方が少ないのは当然!

 

参拝のスタート地点には公共交通機関でいけない。予約するバスがあるのですが、よくわからない。タクシーにて近くまで行きました。

 

スタートから急な坂道。途中平らなところがなく、ずーっと坂道階段。

同行した若い体力のある男性は30分はかからなかったと思いますが、

私は40分少し、同行の女性も同じくらいでした。

一人での参詣ならもっとかかったと思います。

 

西国三十三番札所で一番大変らしい。

でも本当にいいお寺です。

 

少し登ったところに山門があります。軒先きが水平で両端が少し上がる端正なシルエットです。1階、内法・腰・土台が貫、内法が通し貫と挿肘木、木鼻の彫刻など大仏様の様式を取り入れられています。中備は間斗束。

2階は内法長押で和様風。柱頭上は台輪なのか長押なのかよくわからないです。

本堂は江戸時代に焼け、再建とお聞きしたので、門も同じかと思います。

若いながらも綺麗に過ごした感じがします。

この階段、ずーっと続きます。写真で見るよりかなり急です。

 

本堂は端正な形。軒の反りも少なく近世の雰囲気。

現代の感覚に近いのかなぁ、と感じました。

向拝部分はいい感じに雰囲気がでています。手入れが行き届いていて、

木が綺麗に保たれています。

庇(古建築の手法でいう庇は内部空間)四番札所と書かれた赤い提灯が迫力があります。力強く曲がった海老虹梁が魅力的です。

二重庇の外陣になっているのか、内陣前の空間。

彩色のある柱上部に、彩色ある挿肘木が取付き桁を取付ているのですが、構造的な意味がよくわからないです。でも欄間と合わせて面白い意匠になっています。

格子が新しい部材なのが残念です。連続蟇股が面白い。各部の部材がよく綺麗に保たれているに内部が痛んだとは思いにくいのですが、って疑問です。

内陣の仏様。

中央が弥勒如来さま。左手が十一面千手千眼観音さま。こちらが札所の本尊様だそうです。

足腰を守る馬頭観音。

弘法大師も伝法大師もおられます。小さな仏様が壁を飾り楽しいです。

今は、お坊さんも少ないようですが、かっては多くの僧侶がおられ、江戸の火災の時は仏像を運び出されたとのことで、現在に伝わっています。ありがたいことです。