ラブ・ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想有機化合物の合成ルートが一目で解るという特殊能力を持つ東大生が初恋によって能力を失ってしまう。ヒトメボレをしてしまったのが原因のようだが…。悩んでいる時カロンという自称死神が現れその能力を取り戻したければ彼女に告白し両思いになることという。主人公の草食っぷりが微笑ましく思いながら読めた。化学が本筋ではなく恋愛によって失われた能力は取り戻せるのか依頼者は誰なのか?なかなか解らなかった。ミステリーというのではなくラブコメだった。
読了日:7月29日 著者:喜多喜久
悪と仮面のルール (講談社文庫)の感想「邪」の家系に生まれ「邪」になると告げられた彼は父を殺した。自分が愛する香織という女性を守るために。だが父を殺したことにより父の最期の言葉に縛られることになる。幼少期から人間が損なわれる怖さ人を殺める恐ろしさ狂気と地獄は恐ろしい。だが彼の心の闇よりも、これからの光が見える物語だったのが良かった。
読了日:7月30日 著者:中村文則
人間性剥奪の感想中学校で起きた毒殺事件。給食に毒が混入され死亡する生徒も出てくる。そしてある生徒がいじめを受けていてその復讐との見解から調べられていくが…。物語の合間に登場する人間になりたいネコの童話で人間がいかに思い上がっているかを感じる内容。ラストに明かされる人間性の正体は?彼の言う盆栽の美学と重なる部分があり全くといって犯人が解らず意外な人物だった。
読了日:7月30日 著者:両角長彦
葬偽屋は弔わない: 殺生歩武と5つのヴァ二タスの感想偽の葬儀で人の心の真実を暴き出す葬偽屋を舞台に自殺志願者のセレナと謎めいた僧侶の殺生歩武が事件に挑む連作短編集。依頼人は失踪した母に再会したい少年、愛する男性の真実を知りたいバーのママ、初恋の少年の葬儀をして初恋にけりをつけたい女性、裏切者をあぶり出す為に葬儀をするヤクザ、そして歩武の過去の人物。葬偽を通してセレナは生きることに背を向けようとしていたが生きることの意味を考えることが出来生と死に向きあっていく。
読了日:7月31日 著者:森晶麿
うちの執事が言うことには (8) (角川文庫)の感想花穎が別荘に招待されるが初旅行なのに到着早々火事に見舞われ…。鳳家の墓が荒らされ衣更月ではなく赤目のところの2人が事件の真相を探る花穎の手助けをする。そし赤目が何か不穏な感じが。今作は衣更月と花穎2人そろっての活躍は少なく最初のギクシャクとした2人があまり感じられなくなった。お互いに腹が立つことはあってもすぐに切り替え花穎の父と鳳の関係に比べるとまだまだと感じた。
読了日:7月31日 著者:高里椎奈
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7月のまとめを3回に分けてブログを更新し読んでくれた方々ありがとうございます゚。(*^▽^*)ゞ