アタローの読書 -2ページ目

アタローの読書

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お久しぶりです!
もう新年が明けて一月が経ってしまったなんてびっくり
先月はインフルエンザにかかってしまったりとついていませんでした。
東京でも今夜からまた雪という予報❄️
皆さまお気をつけください!
先月のまとめです!



1月の読書メーター
読んだ本の数:26
読んだページ数:8837
ナイス数:6230

下鴨アンティーク 白鳥と紫式部 (オレンジ文庫)下鴨アンティーク 白鳥と紫式部 (オレンジ文庫)感想
タイトルに紫式部とあり今までのシリーズの内容もいくつか繋がる。そして鹿乃と慧がさりげなく甘く、今までとは違いふたりの独特の距離感と読んでいて心がときめいた。良鷹の心持ちの方にも一区切りがつき良鷹は両親の死から未だに立ち直れていなかった心の傷は相当だったと思う。だが救いもあって良かった。アンティーク着物、京都の街並み、小物づかいそして古典文学を上手く絡められとても素敵なお話だった。春には番外編が出るそうなので楽しみ。
読了日:01月02日 著者:白川 紺子
米澤穂信と古典部米澤穂信と古典部感想
古典部シリーズを中心にインタビュー、対談、解説などを収録されている。そして書き下ろしの短編「虎と蟹、あるいは折木奉太郎の殺人」では、奉太郎の中学時代の読書感想文を古典部のメンバーが読みどのような意図で奉太郎がこれを書いたのかと考えていく。奉太郎が題材にしたのは中島敦「山月記」と芥川龍之介「猿蟹合戦」いずれも短編であり名の通った作家の作品という奉太郎らしいチョイスだが、その当時から既に捻くりまくり。仕掛けが隠され見抜かれてしまっては恥ずかしいというオチが楽しい。古典部メンバーの本棚紹介が一番興味深かった。
読了日:01月02日 著者:米澤 穂信
また、桜の国でまた、桜の国で感想
日本大使館書記生の誠はロシア人の父を持つハーフ。誠はドイツからポーランドに向かう列車の中でドイツ人に暴力を振るわれているポーランド系ユダヤ人のヤンに出会う。ポーランド大使館へ赴任した誠は極東青年会の代表イエジらと出会う。極東青年会とは、かつて親を殺されシベリアから日本へ逃れた孤児達により結成された組織。誠は彼らを通じ子供の頃に出会ったシベリア孤児のカミルを探していた。施設から逃げ出したカミルは誠に「母と妹を殺した」と告白していた。ロシア系ハーフとして言われない差別を受け日本を離れた誠⬇︎
読了日:01月04日 著者:須賀 しのぶ
政治的に正しい警察小説 (小学館文庫)政治的に正しい警察小説 (小学館文庫)感想
ブラックユーモア・ミステリーの短編集。バラエティーに富んだ短編集であり全体的にはブラックで皮肉っぽくな話が多かった。「秘密の海」は読んでいて巧いなと思い、私的に「カレーの女神様」「政治的に正しい警察小説」は面白かった。葉真中さんの今までの作品は社会派ミステリーが多かったので、このような新しいジャンルの短編集はとても良かったと思う。
読了日:01月06日 著者:葉真中 顕
NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)NO推理、NO探偵? (講談社ノベルス)感想
女子高生探偵のアイと彼女を応援するユウの2人で事件を解決していくのだが、アイは催眠術によって推理する能力を封印されてしまう。そんなアイと助手のユウが各地で織りなす日常の謎、アクションミステリー、旅情ミステリー、エロミス、安楽椅子探偵事件が描かれている。展開はハチャメチャだが本格ミステリー。荒唐無稽な事件の展開に反して最終的には論理的な解答があり意外に楽しめた作品だった。
読了日:01月06日 著者:柾木 政宗
かがみの孤城かがみの孤城感想
ある事件で不登校になった女子中学生のこころが自室の姿見に吸い込まれかがみの孤城に招かれる。そこには同じように招かれた中学生が7人そして狼の面をかぶった少女オオカミさまがいる。オオカミさまが言うには7人は一つだけ願いが叶う願いの部屋に通じる鍵「願いの鍵」を城の中から探すゲームの参加者らしい。期限は1年願いを叶えられるのは最初の1人のみ。城に集められたのは、こころと同じような境遇の少年少女たちでこころ達にとって城は友達と遊ぶ大切な場所になっていく。現実世界でこころに起こった出来事は胸が苦しくなることで⬇︎
読了日:01月06日 著者:辻村 深月
鳴風荘事件 殺人方程式II (講談社文庫)鳴風荘事件 殺人方程式II (講談社文庫)感想
小説家としてイラストレーターとしても人気を博し人の未来を予言する力をもつと噂され予言者としても注目を集めていた紗月がマンションの自室にて殺害された。奇妙にも被害者の長い髪はなぜかハサミで無惨にも切り取られていた。折しも現場に居合わせることになった妹の夕海と友人の深雪は事件の発見直前にマンションから出て行く挙動不審な男を見ていて警察はその男を重要関係者として行方を追っていくが後にその男は事件のことを苦にしてか自殺する。一方夕海は事件のショックから入院することに。事件はこれで終局を迎えたかに思われたが⬇︎
読了日:01月07日 著者:綾辻 行人
アウシュヴィッツの図書係アウシュヴィッツの図書係感想
ディタが与えられた仕事は三十一号棟にある8冊の本を管理する図書係としての役割だった。ディタは8冊の本をナチスの目から隠し先生達に貸し出し必要な修繕を行う。絶望しか存在しないアウシュヴィッツで図書係の仕事だけが彼女の生きがいとなっていく。三十一号棟の物語と並行して描かれるアウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所の日常は悲惨だ。満足な食事も与えられず弱った身体でユダヤ人達は強制労働に従事させられる。毎日のように力尽きて倒れ息絶える囚人やガス室に送られる老人や女、子供。⬇︎
読了日:01月08日 著者:アントニオ G イトゥルベ
サハラの薔薇サハラの薔薇感想
考古学者の峰はエジプトで発掘調査中、悲願だった王家の墓を見つけるが石棺の中にあったのは死後数ヶ月しか経っていないミイラ状の死体だった。失望にくれる峰は宿泊先へ帰るが何者かの襲撃を受けてしまう。そして謎の武装グループにミイラを強奪されてしまう。危うく難を逃れ講演先のパリへ向かう峰を乗せた飛行機は砂漠に墜落。峰ら生き残った者達は徒歩で砂漠を彷徨うことになる。墜落した場所に留まり救助を待つかオアシスを目指すか?峰と行動を共にする生存者達も怪しい人物ばかり⬇︎
読了日:01月10日 著者:下村 敦史
夜に啼く鳥は夜に啼く鳥は感想
その身に蟲と呼ばれる存在を宿すがために性別もなければ老いることもなく生き続けている御先。地図にも載っていない海辺の里で長として崇め奉られている御先は里を離れ東京で暮らし政府高官や裏社会のボスなどの顧客たちの怪我や病をその蟲の力で治してきた。そんな御先がある時仕事帰りに立ち寄った神社でひとりの男と出会う。四と名乗ったその男から同族の蟲のにおいを嗅ぎ取った御先は彼の行方を追うが。御先と雅親の間に横たわる罪と後悔。御先に接し時には身を呈し守ろうとする四。そしてそんな3人と巡り合い関わることになる少女たち。⬇︎
読了日:01月11日 著者:千早 茜
物件探偵物件探偵感想
物件にまつわる謎を風変わりな不動産探偵・不動尊子が解き明かしていく短編集。各章のタイトルがそのまま物件情報と間取り図になっているのが面白い趣向。物件探偵が扱うのは主に不動産で部屋の借主や持ち主がそうとは知らずに抱えることになったトラブルを勝手に解決していく。彼は毎回宅建認定証を印籠代わりにトラブルを抱える物件に乗り込み勝手に推理を始めてしまう。物件探偵を読み不動産の勉強にもなったバルコニーとベランダの違い心理的瑕疵物件とはいわゆる事故物件で借主に告知の義務があるなど実際に役立つ知識も得ることが出来良かった
読了日:01月12日 著者:乾 くるみ
避雷針の夏 (光文社文庫)避雷針の夏 (光文社文庫)感想
睦間という田舎町は濃厚な人間関係と男尊女卑が根強く残っている。梅宮は痴呆で介護が必要な母の為という名目で縁もゆかりもない睦間にやって来た。妻との関係は破綻しており家にもろくに帰らない。W不倫関係の同僚とのメールだけを楽しみにしている。町のはずれで居酒屋を経営する女が過去に夫を殺したという噂を聞き彼女を取り巻く諸々の事件から睦間の異様さが明らかになっていく。梅宮は家族職場での関係が悪化していきとうとうこれ以上逃げられないと気づく。同時に町は様々な思惑が絡まり合いひとつひとつの悪意からバランスが崩れていく⬇︎
読了日:01月13日 著者:櫛木 理宇
スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 想いを伝えるシチュー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
シリーズ第3弾!「スープ屋しずく」店主の麻野が食材や調理道具の特性も絡めて客が持ち込む謎を解き明かしてくれる。タイトルにもあるシチュー、理恵たちも議論しているが私の家はウインナーは入れるパリッとジュワッとして美味しい。クリームシチューって海外由来のものだと思っていたが日本の料理だったとは。このシリーズ毎回美味しいスープが飲みたくなる。美味しいスープと少しの謎、ゆったり優しく癒される。
読了日:01月13日 著者:友井 羊