紙をつなげ!彼らが本の紙を造っている 佐々涼子 | アタローの読書

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本や雑誌の出版用紙のうち約4割が宮城県石巻市にある日本製紙石巻工場で製造されていることを初めて本書を読み知りました



東京ドームの約23個分という広大な敷地面積の製紙工場



そこで雑誌、単行本、文庫、コミックなどのジャンル、そして出版社の要求に応じた出版用紙がここで生み出される



2011年3月11日14時46分東日本大震災が発生、そして巨大な津波が襲来する



日本製紙石巻工場も巨大な揺れと津波に翻弄され工場は停止



工場で働いていた人たちは全員無事だった



だが工場設備の被災は甚大で、社員の中には工場廃止を覚悟した者もいたという



被災時の工場の写真が掲載されていて、こうなってしまった状況から工場を再建することがどれだけの困難なのか想像がつきません



しかし工場の芳賀社長、倉田工場長ら上層部の決断やリーダーシップで現場の各部門の責任者やオペレーターたちが自らの役割を果たし、出版社などのパイプ役を担う営業部の社員らが日本製紙石巻工場の為に奔走する



国内、海外からの会社から救いの手により石巻工場は震災から半年後の9月に再稼働させることができる



本が紙により成り立っていることを実感させられました



震災後誰もが困窮していた時に自分たちの工場を再び立ち上がらせる気持ちを持ち続け成功させた社員たち



「紙つなげ!」という矜持を感じました