村田エフェンディ滞土録 梨木香歩 | アタローの読書

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『村田エフェンディ滞土録』を読みました本





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時は1889年


トルコの首都スタンブールに留学中の村田君は、毎日下宿の仲間と議論したり、拾った鸚鵡に翻弄されたり、かけがえのない時間だった





だがある日、村田君に突然の帰還命令が





そして緊迫する政情と続いて起きた第一次世界大戦に友たちの運命は引き裂かれてゆく…爽やかな笑いと真摯な祈りに満ちた、永遠の名作青春文学





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この話は土耳古(トルコ)が舞台です





家守綺譚の綿貫と高堂の友人で、トルコに留学した考古学者の村田





トルコの下宿先には、下宿を切り回すディクソン夫人、忠実に働き者のムハンマド、ドイツ人で学者のオットー、ギリシャ人のディミトリアス


そして皆を笑わせる鸚鵡がいる





それぞれ国籍、人種、宗教は違うが、お互いを認め合い友情を育む





他国の研究者である下宿人と発掘現場へ見学に行ったり、トルコで出会った日本人同士の交流をしたりと村田の日常が描かれています




トルコで出会った木下に貰った稲荷狐のお守りが、ディクソン夫人の屋敷の建材に取り込まれた彼の地の神と反目したり、エジプトを回ってきた清水から預かったアヌビス神が村田に叱られ失踪したり、小さい火の竜サラマンドが出てきたりと不思議なことが起こる





ラスト日本に帰った村田にディクソン夫人からの手紙が届く





皆で飼っていた鸚鵡が海を越え船便で届く





家守綺譚の綿貫と高堂、それに犬のゴローと登場しとても良かったです