
湿度が高いので、蒸し暑さがはんぱないです

今回紹介する本は、梨木香歩さんの「家守綺譚」です


庭、池、電灯付二階屋。
汽車駅、銭湯近接。
四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々出没数多……。
それはつい百年前。
新米知識人の「私」と天地自然の「気」たちの交歓録。
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湖でボートを漕いでいて行方不明になった親友、高堂の実家の家守をする、主人公(売れない文筆業)綿貫征四郎。
綿貫は、物書きで、家守をしているのだが孤狸妖怪が当然のように存在していることを受け入れて生活している。
床の間の掛け軸から高堂がやってきて、綿貫にアドバイスしてくれたり、庭のサルスベリが人間に懸想したり、掛け軸のサギがいなくなって、庭にいたり、河童と犬が仲良くなったり、狸に化かされたりと、不思議な世界にいる。
犬のゴローが素晴らしい。
この不思議な世界では名の知れた犬らしく、河童とサギの喧嘩を仲裁したり、それ以外でも活躍していて、綿貫はゴローに「おまえは一体何物だ?)ときいたりもする。
隣家に住む、おかみさんは、怪異について、綿貫の疑問にあっさり答えてくれる。
近くの寺の和尚は豪気、不思議な長虫屋。
28の短編集で、どのタイトルの名前も植物で読了感が不思議な感じがして、またじっくり読みたくなる本でしたo(^-^)o