前回紹介した角田光代さんを、立て続けに読んでます

「八日目の蝉」です!
逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか
理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。
家族という枠組みの意味を探る、著者初めての長編サスペンス。

野々宮希和子は、不倫相手の子を身ごもり中絶させられ、正妻の生後6ヶ月の赤ちゃんを誘拐し、その子供を薫と名付け我が子のように育てながら逃亡生活を3年半も送ります。
誘拐し、逃亡生活を始めるが、友人の家、立ち退き区域に居座る老女の家、しまいには、宗教のエンジェルホームにまで入ってしまいます。
外の世界とは、隔離されながら暮らしていくのですが、希和子と薫が本当の親子として生活していきます。
しかし、エンジェルホームが未成年を誘拐拉致監禁しているとマスコミにばれ、そこで知り合った久美の故郷、小豆島へと逃亡生活をします。
それは長くは続かず、成長した薫(本名 恵理菜)によって後半語られるのですが、実の両親の元に戻ってからの生活が、両親と妹に気を使う日々、なかなか家族に馴染めず、なぜ自分を誘拐したのかと、希和子を憎みます。
恵理菜も、不倫相手の子を身ごもり、希和子と同じ事をしている事に嫌悪します。
希和子が犯してしまった罪は、やってはいけない事なのですが、あのまま逃亡生活は本当に厳しい生活だったけど、母娘として、本当の親子のようで、二人で生きていて欲しかったというのが私の思いです!
人と人の、繋がりが巧妙に書けていて素晴らしかったですo(><)o