祝祭共働の拠点(8) | 新・ユートピア数歩手前からの便り

祝祭共働の拠点(8)

偉そうにカッコイイことばかり言っているが、「バカの壁」を崩すことは実質的にほぼ不可能だ。プーチンを説得することなどできない。そもそもプーチンと徹底的に話し合う「共通の地平」がないからだ。「バカの壁」は「共通の地平」がない場所に建つ。従って、プーチンに対してなすべきことは「説得」ではなく「排除」だということになる。それが唯一有効な対処法だと思われている。果たして、本当にそうか。バカを「排除」すれば問題は解決するのか。確かに、「排除」は即効性のある現実的な対処法かもしれない。しかし、「バカの壁」への屈服でもある。プーチンを「排除」しても「バカの壁」は残る。そしてまた、新たなプーチンが現れる。だから、実質的にほぼ不可能ではあるけれども、私は敢えて「バカの壁」の破壊に挑戦したい。極めて低いが、可能性はゼロではない。非力な私には無理かもしれないが、「共通の地平」さえ見出せれば、「バカの壁」を崩す可能性が出てくる。ヘーゲルの文脈で言えば、それは「主人と奴隷の弁証法」から始まる相互承認の可能性でもある。