トロイの木馬
問題は、「実体が関係態に先立つ」という現実に即して如何に活動するか、ということです。言うまでもなく、私にとって「新しき村は共同体のままでいい」ということはあくまでも暫定的な認識であり、「共同体としての新しき村」は言わば自転車の補助輪の如きものです。最終的には補助輪などなしに自由に自転車を乗りこなせるようにならねばなりません。しかし、当面は補助輪の存在を前提にして、今後の活動について考える必要があるでしょう。
では、具体的にどうすべきか。先ず、「共同体としての新しき村」は村内会員が運営し、「関係態としての新しき村」は村外会員が担っていく、というこれまた暫定的な認識を示しておきたいと思います。勿論、村内中心の現体制においては、村外の活動は村内のそれに寄生するものでしかないでしょう。しかし、村外会員が増え、その自主的な活動が盛んになれば、現在の力関係は必ずや逆転できるものと信じます。ただ誤解のないように断っておきますが、その逆転は村内会員の否定を目的とするものではありません。あくまでも村内と村外が対等に活動できる体制を実現するための第一歩なのです。
かく言う私は現在、村内会員ですが、理念的にはすでに(むしろ、最初から、と言うべきかもしれません)村外会員だと言えるでしょう。言い換えれば、村内会員としての私の役割は、村外会員の活動の活性化を村内から画策することにあります。主体的な意志をもった村外会員による「新しき活動」が進めば、自ずと関係態は築かれていくと思われます。