メビウスの輪(∞) | 新・ユートピア数歩手前からの便り

メビウスの輪(∞)

どうも論理が錯綜して、次第に理解しがたいものになりつつあるので、この辺りで終わりにしようと思います。そもそもこの便り自体が「場違い」なことばかり書いているようで、とても皆さんの共感を得られそうにありません。それ故、近日中にこの便りにも幕を引くつもりです。

 

さて、「メビウスの輪」は明確な結論に辿り着くことは到底できませんが、その意図するところは察して戴けると思います。結局、「個即全・全即個」のリアリティ、すなわち「個人幻想」(私的領域)と「共同幻想」(公的領域)は表裏一体になるべきだということです。

 

繰り返しになりますが、あくまでも「個人幻想」が中心です。しかし「個人幻想」は個人に閉じられている限り、その成就(実現)はあり得ません。そこにはどうしても他者との関係が必要になります。特に愛する人との「対幻想」、それに基く「家庭の幸福」が一つの理想的生活を形成します。そこまでが、広い意味での「個人幻想」の私的領域だと言えるでしょう。

 

問題は、そこで立ち止まるか否か、です。私自身は幸か不幸か(多分、不幸なのでしょう)「家庭の幸福」を最高のものとする所謂マイホーム主義に立ち止まることができません。この点に多くの人々の共感を得られない最大の理由があると思います。しかし私は何も「家庭の幸福」を犠牲にして「公的領域」に生きよ!と言いたいのではありません。ただ「真のユートピア」というものは、決して「家庭の幸福」に基く「やすらぎの場」に尽きるものではないということが言いたいだけです。

 

「個人幻想」から「共同幻想」へ――それは断じて滅私奉公を強いるものではありません。しかし、その祝祭的リアリティを説得的に語れるだけの言葉が今の私には欠けているのです。勉強して、出直してまいります。