ハロウィンの夜は黒猫が異形の者たちを連れてやってきます。
(画像と本文は直接の関係はありません。)
キジトラ猫のサクラ、17歳。元は親からはぐれた野良の仔猫
あれから17年が過ぎました。今の家を買って越して来て間もなくの頃、娘がキジトラの仔猫を拾ってきました。「猫用のトイレと餌を買ってきて。」という連れ合いからの電話で、僕は仕事帰りにホームセンターに寄り、猫用トイレとキャットフードを買って帰りました。小さな仔猫だということで、ミルク入りの猫缶も買いました。
家に帰ってみると、それはとても小さな仔猫で、親猫とはぐれたようだとのことでした。仔猫はトコトコと家の中を歩き回って、探検をしているようでした。どうやら我が家を棲み家にするつもりのようでした。「ここに決めた。」とでもいうように。目ヤニがかなりたまっているようだったので、週末に動物病院に連れていき、目薬をもらい、推定月齢をきいたとき、一か月程度とのことで、ようやく乳離れがすんだくらい。ちゃんと育つか心配になりました。
目薬はひどく嫌がりましたが、目薬をさす時以外は家族の誰かしらにじゃれついたり甘えたりしていました。それでいて、「目薬さそうか。」というとサッと逃げるので、この子は言葉がわかるのかと驚きました。実際、賢い猫です。ちゃんとした言葉にはなりませんが、家族めいめいの名前を言おうとしていて、なんとなくそんな感じに聴こえます。その後、すくすくと成長しました。この子の名前はサクラといいます。雌猫ながら雄猫なみに大柄で、体重も5kgにもなりました。4年後に保護猫から迎えた黒長毛のクーさんも6kg越えの大きな雌猫ですが。
そんなサクラも17歳を過ぎて、動きも鈍くなり、老いを感じさせるようになりました。実際、前の冬は体調を崩して、かなりあぶない状況になりました。なんとか乗り切って、今はそれなりに元気で過ごしていますが、5kgあった体重も3kgをやっと超える程度まで落ち、抱き上げると、軽くなったなあと感じます。特別病気ではないようなのですが、前の冬のこともあり、この冬が心配になります。暖房できる猫ちぐらも用意はしてあるのですが、とても頑固なところがあり、入りません。以前は布団にもぐりこんできたのに、今は居間に陣取って動かず、仕方なく、前の冬は居間の暖房をつけっぱなしにしました。クーさんと距離をとりたがるので(クーさんはサクラと遊びたいようなのですが。)クーさんが家族の布団にもぐるようになってから、サクラは布団に来なくなりました。とにかく、猫も年をとると病気の心配が絶えないですが、今年の冬も乗り切って欲しいです。
黒長毛のクーさん、12歳。僕の画像にしょっちゅう出てきます。
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