人は清らかな流れを取り戻せるし
もうすでに取り戻しているところもあるのに
そのことに気づいていない人のなんと多いこと
精霊河童のクウはため息をつきました
ある動画を見て、とても嬉しい気持ちになった。
それは都心からほど近い都市河川で川遊びをする子供たちの姿。
去年の夏の東京都東久留米市を流れる黒目川の風景だった。
黒目川は小平霊園の森を水源として東久留米市を流れ、
埼玉県新座市をへて、新河岸川と合流して隅田川となる。
間違いなく中小都市河川なのだが、清流の姿を保ち、鮎も釣れる。
その川で遊ぶ子供の姿は眩しく見えた。
流域の湧水を集めて、水量を増し、下流域は鮎釣り場として地域で知られる。
近くを流れる柳瀬川とともに、大都市域のなかの天然鮎の住む中小河川だ。
川遊びや釣りは子供たちに受け継がれている。
高齢者ですら自然をほとんど知らずに生活してきた人が多い中で、
水や魚と戯れることが子供たちに受け継がれているのを見ることは、
そしてそれを子供たちに伝えている若い世代がいることは、本当に嬉しい。
それと動画に写されているところは、
アニメ映画の「河童のクゥと夏休み」の舞台にもなっている。
それも昔の黒目川ではなく、まぎれもなく現代の黒目川が舞台だ。
少年と河童の子供のひと夏の物語。大都市の中でも自然は生きている。
ずいぶん以前から清流が戻り、カワセミが舞い、蛍も飛ぶようになった。
そのことを大人は子供にちゃんと伝えて欲しいと思う。
それは都会にとどまらず、地方でも。
(黒目川から10kmほど離れたところで、かつて僕は育ちました。)
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