沙羅という行き方知れずの人形 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

社だけがあって姿を持たない神様、「お社様」と共にいるのは精霊巫女の沙羅。

沙羅の姿も誰も見ることはできないのですが、声を聴くことはできます。

そして沙羅は今日も「お社様」の言葉を黄昏森のみんなに伝えるのです。

 

 

 

15年くらい前のことですが、ほんの短い間、布人形を作っていました。

そのころはよくパステル画を描いていたのですが、

ふと、何体かの布人形を作ってみました。今も飾り棚の中にいます。

でも、一体だけ、行き方知れずになっています。

誰かにあげてしまったのか、今となっては、よくわかりません。

捨てずにおいた当時のパソコンを起動してみると、

ひとつの画像ファイルがありました。沙羅という名のファイル。

それは行き方知れずの人形のファイルでした。

それも、元画像ではなく、アニメ風に加工したものだけが一枚。

それと写真の加工に使ったはずのソフトもアンインストールされていました。

沙羅本体も元画像も写真の加工に使ったソフトも残されてなく、

たった一枚のアニメ風の沙羅のファイルだけが残っていたのです。

今、沙羅を黄昏森の神様「お社様」の精霊巫女として復活させました。

でも、沙羅の姿は人間はもとより精霊や物の怪にも見えないという設定にしています。

何故、沙羅が行き方知れずになったのかがわからないからです。

それと「お社様」は、姿がそもそもないという設定にしています。

沙羅は声だけは聴こえて、お社様の取次役をすることになっています。

たった一枚のファイルですが、沙羅が残っていてよかったです。

 

 

 

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