子供のころは、やたらとお地蔵様に会っていたような気がします。
お地蔵様はたいそう子供が好きな仏様といいますし。
いつからか、お地蔵様を見かけることがなくなりました。
そんなことに気づくこともありませんでした。
たぶん、ある時期から、それがいつからなのか定かではありませんが。
ふらふらと行方定めずうろつきまわっていた子供の時が過ぎてから。
いつからか、決まりきったことの繰り返しになりました。
決まりきった生活動線の途中には、お地蔵様はいなかったのでしょう。
休みの日に、ふと思い立って、お地蔵様を探して歩きました。
あちこち歩きまわって、ようやくお地蔵様の前に立ちました。
お久しぶりです。本当にお久しぶりです。
あんなにもあたりまえにおられたのに。
いつでもすぐ近くにおられたのに。
今では足を棒にしてようやくお会いできました。
いつでも足早に通り過ぎるばかりでした。
いつからそうなってしまったのでしょう。
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