不登校だった息子の病院実習 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

  せんだって、息子の精神科病棟での病院実習が終わりました。福祉作業所の生活支援員をしながら、精神保健福祉士になるため、通信制大学で学んでいます。去年のうちに福祉施設実習はすませているので、あといくつか単位をとって来春には卒業の見込みです。その前に国家試験があるので、息子は国試の受験勉強中です。

 思えば息子が不登校をしていた頃、今のような息子は想像できませんでした。中学は1日も行っておらず、内申点が0なので、夜間定時制高校に進学しました。学習指導中心のフリースクールに通っていたので、学習面の心配はありませんでしたが、はたして高校に通えるのかどうかわかりませんでした。

 それでも高校は通いとおし、公立通信制高校の単位履修生にもなっていたので、修業年限4年の定時制を3年で卒業して工学系の専門学校に進学しました。その後は民間企業に勤めましたが、今の職を見つけて1年で退職。同時に通信制大学に3年次編入しました。ずいぶん頑張ってきたのだなあと思います。中学まで、特に学校に行けとも言わなかったし、高校は不登校児でも通いやすい私立通信制高校と思っていたのですが、息子は夜間定時制高校を選びました。そこでの経験が今に活きているのだと思います。

 不登校をしても、人それぞれのやりかたで、何とかなっていることが多いので、不登校になった子供の親御さんはあまり心配しなくてもいいと思います。それよりも親が心配のあまり取り乱して、致命的な親子の不協和音を起こしてしまう方がこわいと思います。

 もっとも、うちはもうひとり、外に出ずに、家族の中だけで暮らしている、「すみっコぐらし」的な娘がいて、まあ、やはり心配なわけですが、「心配」というものは何も生まないので、家族の1日を大切にしていくことだけを考えていこうと思います。

 

 

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