『第三の男』: オーソン・ウェルズ、いい芝居するね | amataの崖っぷち脚本道

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40過ぎで取り柄も仕事もない女の人生最後の挑戦。

おはようございます爆笑amataです。
本日は、過去の名作シリーズ!この間、観た昔の映画でございます。


『第三の男』

監督:キャロル・リード

舞台は第二次世界大戦後のオーストリア、ウィーン。

アントン・カラスのツィターの演奏

主人公:ホリー・マーチンス アメリカの売れない作家
ハリー・ライム ホリーの友人で、ホリーをオーストリアに呼び寄せておきながら、交通事故で死んでしまう。
アンナ ハリーの恋人
キャロウェイ少佐 イギリス軍の少佐

1 モノクロを生かした映像美
1949年の映画で、モノクロのコントランストが印象的に撮られていました。
特に、中盤(ここは明らかなミッドポイントでしたが)、死んだはずのハリー・ライムが街角で姿をあらわしたときのシーンが忘れられないですね。

2 有名すぎる音楽
あの某ビールのCM、「タンララーン、ララララーン」がこの映画の曲とは知りませんでした!
第三のビールではないんですけどね
これ、あるあるで、昔の映画を観ていると、大体音楽が聴いたことがあるものばかり。
映画音楽、素晴らしいですね。

3 美しいラストシーン
アンナを待つホリー。その横を彼を無視して通り過ぎるアンナ。情景の美しさはもちろんなんですけど、観ている人に色んな想像を掻き立てるシーンですよね。
アンナはどういう気持ちでハリーの横を通り過ぎたのか。それを見たホリーはどんな気持ちになったのか。この後、二人はどうなるのか。余韻があふれるラストシーンです。

この映画で初めてオーソンウェルズをみました。
私にとってのオーソンは、シドニィシェルダンシリーズの英語の朗読なので(懐しいてへぺろ)、彼の登場したシーンのインパクトにやられました。

芝居、うまいですね。

主人公のホリーより存在感あります。

さすが、でした!