チャールズ・デェケンズはイギリスの著名な作家で「オリバーツイスト」や「クリスマスキャロル」、「大いなる遺産」等の作品で有名だ。
本は読んでいなくても、デェケンズの作品は映画やドラマに何度もなっているので、見られている方もおられるだろう。
私も本よりも映画やドラマで作品を知ったほうである。
ディケンズの作品は、イギリス本土では大衆文学として扱われていたそうだが、それでも国民的作家として人気は衰えず、映画やドラマとして繰り返し作品化している。
人気作家はどこの国でもそうだが、なぜだか評価は低いようだ。
しかしトルストイなどはシェイクスピア以上に才能があると評していたのだから、類まれな才能の持ち主であったことは確かなのだろう。
最近デェケンズの評価は年々高まっているという。
そのディケンズの作品だが、何が面白いのかというと、それは人物のキャラクターの豊かさにある。
ディケンズのキャラクター作りは天才的だといわれている。
ただ単にキャラクターを奇抜に面白く描くだけではそこに説得力は生まれない。
ディケンズは人物の個性を説得力をもって描いている。
子供のころから様々な底辺の大人達を見てきた経験があったからだろう。
幼い頃、ディケンズの家庭は経済的に破綻してしまい、まだ子供であったディケンズは靴墨工場で働かなければならなかった。
子供であったディケンズはそんな境遇でも負けず、厳しい眼で大人達を見ることで観察眼が研ぎ澄まされていったのだろう。
特にユダヤ人は嫌味なほど彼等の特徴を見事に描いている。
後にディケンズはユダヤ人を差別的意図があって描いている訳ではないと、弁明めいたことを書いていたようだが、この頃のイギリス人がユダヤ人を見る眼は殆どはディケンズと変わらなかったはずだ。
それはディケンズが庶民の声を代弁したにすぎないのだろう。
どちらが良い、悪いではなくそのような時代だったことがわかる。
私達日本人にはイギリス人とユダヤ人との間の機微な心情は理解しにくい。
日本人がイギリスに住んでみれば少しは分かるのだろうけど、遠く離れた私達には幾層にも眼に見えない壁があることさえ想像できないことだ。
違う民族同士が狭い土地で共存する社会を理解するのは難しい。
日本人には一番難しい、苦手なことかも知れない。
それでも読んでみれば少しは理解できるような気にはなるのだが・・・・・
ディケンズはユダヤ人の特徴として赤毛と大きな鉤鼻をデフォルメ的に描いている。
それでは本当に彼等ユダヤ人に赤毛が多いのかどうか?
でも実は赤毛は多くないらしい。
彼等ユダヤ人はアジア人に属する民族らしいから髪の毛は基本黒い髪になるらしい。
だから赤毛や金髪なぞになるはずがない。
もしそれでも髪の毛が赤いなら、西洋人の血が混じっているか、オリバーツイストのフェイギンと同じくカツラを被っているのだろう。
昔のユダヤ人は肌が浅黒くアラブ人とよく似ていたらしい。
難しいことは分からないが、ユダヤ人はアラブ人と同じような種族であるという。
それがアラブの地から追い出されて、各地に散らばったのだが、今彼等は昔のように肌の色は浅黒くなく、古くからのヨーロッパ人のように白い肌になっている。
差別を受けないように白い肌を求めたのだろうか?
よくは分からないが、自然と差別を受けないような行動を長年取ってきた結果、今の白い肌のユダヤ人を形成したのだろう。
それにより、黒い瞳が青くなってきて、浅黒い肌の色も白くなっているのだから驚くしかない。
一つの民族が新しく生まれ変わるほど変化を成し遂げた。
でもそれだけ白人と見分けが付かぬほどユダヤ人は変わっていったのに、なぜ地元の人達と混じりあわなかったのだろうと考えてしまうのだが、一部の保守的な人達は別として、多くの人達はその国と人達と既に深く混じりあっていたと思っていいのだろう。
ユダヤ人がヨーロッパに移住してきて約2000年以上ということが本当だとすれば、他民族と広く深く混じり合っていてもおかしくはない。
サッチャー政権では閣僚の4分の1がユダヤ人だったそうだが、誰もそれに気づかず分らなかったという逸話がある。
もう顔形でも分らないし、ユダヤ的な名前も、ユダヤ教さえも捨てていてもおかしくはない。
ルーツは大事だが、それに縛られて生きるとことが不自由と思ってもおかしくはない。
底辺ではといえば言葉は悪いが、庶民の間では混血化はおこりやすい。
切り裂きジャックが現われたというホワイトチャペル周辺は、アメリカの貧民窟よりも酷いと言われていた所だった。
ユダヤ人とアイルランド人が多く住んでいて、バーナードショーやレーニンも身を寄せて集会などを開いていたという。
エレファントマンと言われていた人もホワイトチャペルに住んでいた。
私には難しいことは分らないが、社会主義の革命家はなぜかこのような所を好むのだろう?
だがユダヤ人にはロスチャイルド家のように成功している人達は沢山いるし、ロンドンのシティやニューヨークのウォール街はユダヤ人の力無しでは成り立たない。
またイギリスの王室もそうだが他の王室もユダヤ人の力を必要としていた。
ハプスブルグ家は宮廷ユダヤ人が大きな力を有していた。
神聖ローマ帝国は彼らの力が支えていたという。
現在は王室の時代はすぎ、彼らユダヤ人が表舞台で活躍し、世界を制覇している。
でもこれはユダヤ陰謀論ではない。
少し調べただけでも興味のある面白いことが色々と出てくる。
彼らはアメリカとイギリに強い力をもっている確かだ。
それもニューヨークとロンドンに大きな金融街がある。
それを面白くないという人たちも多いだろう。
イスラムの人たちの一部は、ユダヤ教徒とイギリス教徒が手を結んでイスラム教徒を迫害していると信じている。
それがニューヨークの世界貿易センタービルに旅客機が突っ込む事件になるのだが、
あのビルはユダヤ資本の象徴のように見えたのだろう。
ニューヨークはアメリカ合衆国の一つの都市と私達は思っているが、実はそうではないという人たちもいる。
ニューヨークには殊の外ユダヤ人が多いし、地位の高い人たちも沢山いる。
大統領さえ凌ぐ力を持っているユダヤ人がニューヨークにいるのだろう。
大袈裟にいえばイタリアのローマにある独立国、バチカン市国のようなモノだ。
実際そう思っている人たちも多い。
それもこれも自分たちユダヤ人が何度も存亡の危機を味わった結果なのだと思える。
欧米社会でもそうだが、どこでも目立つことが差別を誘う。
浅黒い肌をもったユダヤ人が、欧米人のような白い肌、綺麗な青い眼、金髪や赤い髪の毛、それらの差別されない姿形になりたいと思っても不思議ではない。
差別された人間なら誰もがそう思い願うはずだ。
しかし何よりもアジア人であるユダヤ人がどの様に白人化したのか、私もハッキリしたことは分からないので、とりあえずコパイロットに聞いてみたのだが、コパイロットは「移住して長年その土地に慣れ親しんでいくうちに、人間も風土にあった姿形に変化してくる」というような曖昧な答えを出してきたのだった。
その答えを見て、私は唖然とした。
まさかAIのコパイロットがそんな答えを出すとは?
私にすれば何をそんな馬鹿な、このポンコツAIと思うしかない。
ロマは14世紀ごろインドから今のルーマニア方面に移動してきた人たちだと言われている。
でも彼等は肌の色も、眼の色も、また髪の色も変わってはいない。
私達人間の遺伝子が何処に移住しょうとも1000年や2000年程度では急激に変わるはずもない。
それはおかしいと書いてコパイロットに送ると、何やら英語で答えてきた。
こちらにすればお前は英語も分からないのかと馬鹿にされている気分だ。
答えたくないことをわざわざ英語で示す、このような日本人ユーザーを馬鹿にしたAIを日本に送り出しているグーグルもどうかと思う。
こちらが英語が分からないと思って、本当に失礼なポンコツAIである。
メーカーには早く純国産のAIを早く開発してもらい、私達国民にも使えるようにしてほしいものだ。
ホワイトチャペルに社会主義者が多く住んでいたと言うが、今の社会主義国、共産主義国といえば思い浮かぶのは中国とベトナム、北朝鮮だろうか?
中国と北朝鮮などはバチバチの帝国主義と思えなくもないが、それでも国民を監視するということでは共産主義的なことに疑いはない。
実はこれはユダヤ的な考えと上手く合い、デジタル技術と社会主義、共産主義は親和性があるのだろう。
しかし最近は社会主義国でも共産主義国でもないのに、私達は至る所で監視されている。
これではもうブロイラー状態だ。
民主主義国家だ。
資本主義国家だと言っているが、本当か?と疑いたくなる。
私達はどこかで誤魔化されブロイラーにされているのだろう。
これでAI普及の世界になればどうなることやら・・・・・