このブログは前々回のブログ「高知東生と酒井法子 奈落の底から見上げた青空」を書く前のブログだったが、途中で書くのを止めてしまったのだった。

ブログの内容は「毎日新聞の常務取締役の妻が自宅マンションで覚醒剤を所持していたとして現行犯逮捕」されたというショッキングな内容である。

その後のことを調べても、調べてもこれといった情報に巡り合わなかったので、もう無理かと書くのを諦めてしまったのだった。

しかし、時間が経つにつれ他にいい方法はないかと考え、小さな情報を少しづつ搔き集め、それを繋ぎ合わせ、何かしらの答えを見出そうと思った。

 

 

2019年2月7日 46歳の女性が覚醒剤所持で新宿区の自宅マンションで現行犯逮捕された。

これだけ聞けば曰くありげな中年女性が、自宅でシャブを使っている処を逮捕されただろうと誰でも思うだろう

でもその女性が毎日新聞の常務取締役の妻だったから誰もが驚いた。

いくら毎日新聞が落ち目だとはいえ、全国紙の次期社長と目されたていた人物の妻が覚醒剤使用で捕まったのである。

夫は京都大学から毎日新聞大阪本社に入社し、社会部畑をずっと歩み、その後社会部部長を務めた後、東京本社のデジタルメディア局長に就く。

その後は取締役から常務へと順調に昇進している。

営業畑ではなく、政治部でもなく、社会部の記者からすればまさに順風満帆の出世物語である。

そんな夫の立場からすれば、妻の逮捕はいきなり奈落の底に落とされた気持ちだっただろう。

 

今回の事件は毎日新聞だけではなく、日本のメディア全体の前代未聞の不祥事といっていいだろう。

しかし不祥事はそれだけではなかった。

その女性が広告会社の従業員として、よりにもよって同じ全国紙の読売新聞東京本社の14階で働いていたから、日本のジャーナリズムの土台を揺るがすような大きなニュースになった。

読売新聞東京本社も当然神戸県警によってがさ入れを受けている。

 

とにかくこの事件の要点は、毎日新聞の常務取締役の妻が読売東京本社の14階で働いていたのだろうということと、妻を逮捕したのが警視庁でなく、なぜ兵庫県警が出張って来たのだろうと言うことにあった。

調べてみると、実は兵庫県警はネットサイバー捜査で摘発率は全国トップクラスの実績とノウハウを持っているらしい。

今回もツィーターを通じて覚醒剤を全国に密売している組織を、ずっとマークしていたのが兵庫県警だったのだ。

その捜査過程で、客の一人として浮かんだのが毎日新聞常務取り締まりの妻だった。

兵庫県警の捜査員も初めは半信半疑で、その後は何度も妻の新宿区にあるマンションまで足を運んで、そこにあるメールボックスと、配達されてきたブツの送り主を確かめたに違いない。

相手があいてだけに空振り、失敗は許されないと思ったことだろう。

それだけにかなりの緊張感を伴った捜査であったはずだ。

警視庁の縄張りまで踏み込み、また覚醒剤容疑の相手は毎日新聞常務取締役の妻である。

リスクもあると覚悟していただろうが、その反面、彼等捜査陣の高揚感は半端ではなかっただろう。

 

毎日新聞常務取締役の妻が逮捕されたという記者会見は、もちろん兵庫県警の記者クラブで行われた。

警察幹部による会見後、その内容の大きさから兵庫県警の記者クラブは大騒ぎになり、毎日新聞の記者は図らずも他社からの記者から取材を受ける身になってしまった。

まさか自分のところの重役の妻が覚醒剤所持で捕まるとは記者も思ってはいなかっただろう。

いつもは横着に正義の味方であるというオラオラ感を出している記者だが、この時ばかりは毎日新聞記者という肩書が恥ずかしかったに違いない。

 

毎日新聞と共に巻き添えのような形で家宅捜査を受けた読売新聞は「当社は事件と一切関係ない。大変迷惑している」と公式コメントを出した。

大新聞社の公式コメントとしてはかなり思い切った文面である。

読売新聞は覚醒剤所持の事件とは一切関係ない。

非はすべて毎日新聞の常務取締役の妻にあると言いたいのだろう。

それどころか読売新聞は毎日新聞にかなりの怒りを感じている文面だ。

その憤慨がコメントにあからさまに出ている。

 

毎日新聞常務取締役の妻が広告会社に勤めていて、その関係で読売新聞東京本社の14階にデスクがあったからだ。

当然、警察は妻のデスクだけでなく、彼女が使っていた場所などを調べた。

それにしてもなぜ妻が読売新聞で働いていたのか?

なぜ14階にデスクをおかしてもらっていたのか?

私にはそれが疑問だった。

読売新聞の子会社で、読売広告という中堅の広告代理店があったのだが、そこで以前働いていた同級生がいたので少しはこの業界のことは分かる。

 

現在の読売広告は博報堂を中心に大阪の大手広告代理店ダイコウと持株会社を設立して、三社はその傘下に入っている。

読売の名前は残っているが資本の関係はもうない。

当時同級生もリストラにあい道路公団に再就職したが、畑違いもいいところで、すぐに辞めてしまった。

もう20年以上も前のことだが、この時代からもう広告業界には危機感があった。

 

で、読売広告局と読売資本の子会社が14階のフロアにある。

妻はその読売資本の会社から仕事を貰う広告会社に勤めていた。

つまり同じ14階のフロアにある新聞社の広告局が、子会社である広告会社に発注し、それを妻の働いている会社にそのまま丸投げしていたのが実態だった。

14階に作業デスクだけを置かせてもらっていた妻は、身分的には派遣社員のような扱いだっただろうが、広告のレイアウトや、写真のトリミングや細かい微調整の続く版下の仕事は一刻を争う様な忙しさだっただろうと思う。

それが新聞広告の過酷さだがやりがいもあった。

新聞社では社員を長時間働かせることは労務管理の上で難しさがあったから、それならばと外注で専門職の妻を常駐させていた。

 

でも彼女は毎日新聞の重役の妻である。

遅くまで働く夫を労わり、手料理でもてなせばいいと思うのだが、妻は夫と同等と思いたかったのだろうか、妻は旧姓で通し、広告会社もまた読売の社員たちも、誰も彼女が毎日新聞の重役の妻であると知っている人間はいなかったという。

よほど仕事が好きだったのだろう。

妻は音楽大学を卒業した後、今の広告会社に入社し、その後はIT会社を転々とし、10年ほど前に再び広告会社に戻っているが、そのころ現在の夫と結婚している。

妻は夫の帰りをずっと待つ生活も嫌だったのかも知れない。

また料理と洗濯、掃除に明け暮れる毎日が自分には合わないと思っていたのだろう。

それにしても週に2度も、3度も妻は覚醒剤を使っていたとは・・・・

かなりのシャブ中である。

誰も気がついていなかったのもすごい話である。

妻は夫よりも20歳近く年下だった。

そんな妻を夫はどのように接していたのだろう。

寝室は別だったらしいが・・・・・

覚醒剤を勧められたのは親しい男性からだっというが、それが恋人だったのか、どうなのか気になる。

覚醒剤を使う時の状況はもそうだ。

セックスだけがそうでもないと思うが、使うこともあっただろう。

 

薬を女性が使う時は仕事のストレスや対人関係のストレス、疲労などをあげるが、それは罪を軽くしてもらう口実だという。

本当はもっと生々しいことが隠れていることが多い。

それは色仕掛けでヤクザが薬漬けにすることが多いからだ。

いや、今回のことにヤクザが関係しているとはいえないが、でも、覚醒剤を買うことで間接的に繋がってしまうことは事実だ。

また妻が自宅に「知人から預かっている」という覚醒剤も発見されている。

覚醒剤の量が多いのを言い訳にしたのか?

それとも自宅が売人と中毒者のハブ、中継点の役割をしていたのか?

その後の報道でも何も出てこない。

 

毎日新聞の重役の妻という、傍から見れば羨ましがられる女性だったが、どこかに死角、隙があったのだろう。

まさか道端でへんな男と知りあったのでもないだろうが、覚醒剤の魔力を妻に覚えさせたのは男である。

それは仕事上で知り合った男性かもしれないし、夜の街であったかも知れない。

もう離れられないような強烈な快感を妻はそこで知ってしまったのだろう。

妻は46歳、女性としては最後の花を咲かせたい年齢である。

知り合った男性は妻よりももっと若いはずだ。

覚醒剤を使い男性とも、薬とも、両方とも忘れられない身体になってしまった妻。

妻は若い男性に夢中になった。

薬にも夢中になった。

それは年齢からくる焦燥感、もう女でなくなる焦りもあっただろうが、それだけでなく、最後に綺麗な花を咲かせたい夢は誰でも持っている。

でもそれは夢なのである。

現実はその様な夢を見せてはくれない。

欲が絡まった汚いモノがその奥に見え隠れする。

だから薬を使ってあの時の身体がとろけるような快感を得ながら夢を見たいと願う。

これは勿論私の妄想ではあるが、そうは外れていないだろう。

 

妻が夫に不満を抱いていたのなら、夫の方に魅力がなかったかと思われるが、毎日新聞の大阪時代の部下であった女性社員によると、部下と気さくに酒を飲んだり、カラオケでウルフルズや布袋寅泰を熱唱するなど、部下には人気があったそうだ。

だから女性にももてていて、社内で複数の後輩と噂にもなったという。

50歳を過ぎても独り者だから独身主義者だと思っていたらしい。

その後東京に出た夫は、テニスサークルで知り合った20歳近く若い女性と結婚したので驚いたそうだ。

夫はそうとう自分に自信があったのだろう。

自分ほどの男はそういないだろう。

女なら誰もが自分に惚れるだろうと思っていたはずだ。

そこに大きな落とし穴があった。

女性は夫とは価値観の違う、危険な匂いのする男に惹かれていたのかも知れない。

周りにいる男とは異質な、明日のない世界に生きる男の生き様に溺れていてもおかしくはない。

 

海外の大手新聞社の重役なら、マスコミ関係者たちや、政財界の大物たちを自宅に招いて、夫妻がホスト、ホステス役となってパーティなどを催すのだろうが、日本にはそのようなゆとりも、環境も整っていないし、また余裕のある華やかな文化もない。

夫婦とも夜遅くまで働いて、後は死んだように眠るだけだ。

何と寂しい生活なのだろうと思うしかない。

夫は付き合いや、仕事でクラブなどでホステス相手に憂さを晴らせることもあっただろうが、妻のほうはそのような場所にいけるはずもなく、ただ夜遅くまで悶々と仕事をしている毎日だった。

では夫は何も妻の変化を気づかなかったのだろうか?

私は気づいていたと思う。

しかし、そこまでとは思っていなかった。

それとも怖くて聞くのが恐ろしかった。

一緒に生活していれば、覚醒剤でヘロヘロになっている処を1度ぐらいは発見したはずである。

この辺がもう一つしっくりしない。

 

もう一つは夫の方が誰かに脅されていたという仮説である。

まさかとは思うが、そう疑っていたマスコミ関係者もいたという。

誰かが歴史ある毎日新聞を、シャブ漬けの妻を使って脅すことも可能だ。

寝物語でぽろっと男性に話したこともあっただろう。

私はただのおばさんではないと、どこかで自慢したい気持ちがあってもおかしくはない。

それも若い男に夢中になっていれば尚更その確率は高くなる。

ヤクザでなくてもおもしろい話である

上手くすればこの情報は高く売れると思って不思議はない。

大手の新聞社の重役の妻が薬中。

これほど脅しの切り札になるモノはない。

何かの時にこの切り札を出せる。

その道の人物なら売れる相手を探すのは難しくない。

これはもちろん私の妄想だ。

たまたま兵庫県警がマークしていた売人を追っていたら、そこに妻の名前を見つけただけだ。

これがもし、本当に狙っていたとしたら怖いことである。

新聞社が大事なところで報道しない自由を行使する場合もあるだろう。

あ、もう報道しない自由を何度も行使しているか?

そうしてみるとよほど新聞社やテレビ局は誰かに弱みを握られているのだろう。

覚醒剤でなくても弱みを見つけることはたやすい。