栽培に関する条件 復習
気温
年平均 10〜20℃ ワイン用ブドウ 10〜16℃
ワイン用ブドウはより限定される。
開花期15℃〜25℃ 着色期•成熟期20℃〜25℃
ヴェレゾン以降はブドウの木の中でマインドセットが起こって実の方にエネルギーを向けている時期。
高品質なブドウがとれる1番大切な時期に必要な気温。
緯度
赤道がどのあたりを通っているかというのを地図帳でチェックしておく。
北緯30〜50℃ 南緯30〜50℃
ワインベルト
はじめてワイン産地を学ぶ時にはまず意識する項目 緯度帯によって造られるワインが推測できる
テイスティングに繋がる知識。
緯度が低いつまり暑い地域のブドウから造られるワインはアルコール度が高く、酸味は弱い。
緯度が高いつまり冷涼な気候の地域のワインはアルコール度は低い、酸味は強い。
アルコールと酸は反比例の関係。
日照
光合成:水と二酸化炭素をもとに日光を利用してデンプン(糖分)を作り出すこと。
光合成しないとつまり日照量がないと甘くならない。美味しいワインにならない。
最低限の日照量:葉で光を受け止めるため、ある一定の光量に達すると光合成は促進されない。
そこから必要になってくるのは適度な気温。
例)アルゼンチン 標高高い、太陽近い、紫外線多い
紫外線から実を守るため果皮が厚い。アントシアニン 色が濃いがアルコールはさほど高くない。
マルベックなどブドウに特徴が出る。後々の国の学習やテイスティングに繋がる。
水分
生育期に必要、着色期以降はさほど必要ではない
例)ボルドー 海洋性気候 雨がよく降るため、収穫期を定めるのが非常に大切。生産者は天気予報とにらめっこしている。
土壌
痩せた土壌が良い。対義語は肥沃な土壌。
保水性と排水性のよい(砂利、斜面)
クローン•セレクション
例:ピノノワールのディジョン•クローン
この年にはこの苗木が良いというところまで考える。
新世界のブドウ産地
マサル•セレクション
クローン•セレクションに対するアンチテーゼとして出てきた考え方。
方法はいたって原始的であり、温故知新。
遺伝子の多様性が見込める。
台木
ブドウだけでなく園芸の世界ではよく用いられる。フィロキセラ対策。嫌なムシさん(1863年)
台木なしのブドウ(自根)もあるが限られている。台木から造られるブドウの方が収穫量が多い。