ブドウとブドウ栽培復習
ブドウの生理学上の分類
Vitis vinifera
欧•中東系品種(欧はヨーロッパ、中東はブドウの起源であるジョージアを指す)
ジョージアを学ぶときに詳しく学ぶ。
ワイン用ブドウと意訳することがある。
授業中にワイン用ブドウと言えば、ヴィティス•ヴィニフェラのこと。
フィロキセラ耐性をほとんど持たない。乾燥に強く雨に弱い。
Vitis labrusca
北米系品種
湿った気候に適応し、耐病性が高い。
Foxy flavor→注意が必要。ヨーロッパの伝統的なワイン産地の国ではネガティブな意味で使われることが多いが日本では好まれることもある。(ワインビギナーやコンコードやデラウェアを使ったワインが多い、ウェルチ等)先入観を持たず適材適所お客様におすすめする。
ブドウの断面図
3つの主なパーツ
果汁と種子と果皮(醸造を学ぶ上で必須)
ブドウの生育サイクル
樹液の溢出→Pleurs(プルール)ブドウの涙
樹液が滴り落ちブドウの活動のはじまり。
10度→萌芽(桜の開花の約15日前)
剪定→Taille(タイユ)
剪定の時期が試験によく出て間違えやすい。
新シーズンの始まりに散髪をするというイメージ
大まかな収穫量のコントロール
夏季剪定→Rognage(ロニャージュ)
精密な収穫量のコントロール
結実し小さな実のうちにするのがベスト。大きな実になってからだとブドウがストレスを感じ生理障害をひきおこす要因となる。
ブドウの仕立て方
垣根仕立て→高級ワイン産地
(ボルドー、ブルゴーニュ、イタリア、ドイツ)
棚仕立て→日本(降雨が多い)イタリア(日差しが強いところ)違いを理解する。
日本は湿気が多いためフルーツゾーンを高く設定する。
日本は肥沃な土壌のため、大きく育つブドウを垣根仕立てをするとストレスを感じ生理障害に繋がる。
棒仕立て
非常に急斜面な土地で採用される(ドイツ、モーゼル)