(2)伊豆の宿六、自己資金ゼロの旅館継承に挑む。 | 伊豆の宿六のブログ

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伊豆の宿六こと元温泉旅館の宿六が、色々な経験を基に伊豆の宿泊施設の経営に再挑戦する。上手く出来るか?再度失敗するか?脳梗塞も発症し、波瀾万丈の奮戦ぶりを描いた伊豆の宿六奮戦記新規連載中

 

 

 宿六は、プロジェクトを組む時に常に「ヒト・モノ・カネ」で考える。まずは、先立つものは、カネである。上司から提示されたプロジェクト推進予算は、ゼロでした。 皆さまもご存知の通り「お金なしでは世の中何も始められない。」 宿六はどうやってお金を作るか考えました。 山三ビュウホテルの事業継承時には、同社の固定資産と長期債務を継承します。長期債務を上回る金額で固定資産を処分すれば「お金」が残ります。 しかしながら収益還元法を用いた評価試算額は、長期債務の半額にも満たない額となります。

 ですから「お金」が生み出すより、払い出す形となり事業継承は破綻してしまいます。

 宿六は不動産価値を向上させるため5か年の中期経理計画書を策定し、当該物件を売却し借り上げた賃料を算出した。

 翌日宿六は、外回りに出た。まず神谷町にある不動産投資顧問会社A社を訪問し室長と面談し、経営計画書を見せ販売可能額を教えてもらった開示した情報は静岡県内の海辺の観光旅館ということのみである。

A社は、首都圏近郊に5000棟以上の中古マンションを投資家に代わり運用している。

その経験から家賃収入から物件販売可能価格が算出できるからだ。宿六は室長から価格を聞き取ると日比谷線で移動し、六本木の不動産ファンド会社R社の課長を訪ね経営計画書と販売希望価格を提示し、買主が探せるかを確認した。 R社は、極東地域から東南アジアの投資家の為にSPCを組成しSPCによる日本不動産の購入、運用を手掛けていました。 R社の課長はクライアントを探すのに1か月は見てほしいといいました。

 宿六は、会社に戻ると事業継承の手順書を作成し、翌朝上司に提出した。

数日後、現地に上司と同行し正式に女将の承諾と依頼を受け旅館継承事業が始動しました。

http://www.lcibanrai.jp/

 

http://www.yama3viewhotel.com/