急に電気が消えた!

あの急に消える感はいつになっても慣れないものです。

今日の計画停電は昼間からだった。

俺は駅前にいた。

周りの電気が急に消えた。

出来ることならエレベーターに閉じ込められたかった…
綺麗な女性と一緒に…

などと少しエロスなことを考えていると
腹部に異常を感じた。
痛い。

お腹が非常事態宣言を始めたのだ…

これはトイレに行かねば駅前でバイオテロを起こしかねない!

すぐさま駅前のスーパーへ駆け込もうとするが
停電で一時的に閉まっている!

ヤバい!

側の商業ビルに入る。
ここにトイレが無ければもう…

トイレはあった!

駆け込んだ!

出した!

出した!

出した!

紙がなーーーーい!

しまった…

紙まで確認していなかった…
人が入ってくるのを待つか…

だが一向に人が入ってくる気配はない。
停電中だから無理もないか…

ポケットの中をあさるとライターとタバコあと財布に携帯電話。

財布の中にはレシートなどは無く万札が2枚…
さすがにこれで拭くおぼっちゃま君スタイルは真似できまい…

タバコの紙を広げても小さすぎる…

ライターの火であぶればキレイになるのか?
やめようケツがいくつあっても足りないだろう…

電話で友人に助けを求めその名の通り「汚点」を作った俺でした。
最近は色々な物がスーパーから姿を消している…

牛乳・納豆・電池・ティッシュ…

ティッシュ…

ティッシュ…

はぁ…

たしかに今物資が届かなくて苦労してる人がたくさんいる。
それは分かる。

でもティッシュは…


さて最近は計画停電もあってパチンコ屋も休業したりしてて
めっきりヒマな俺です。

仕事が終わると寄り道せずまっすぐ家に帰って

テレビを観て

チェルノブイリの悲劇が…

「チェルノブイリ」って新しいモビルスーツかな?
ファンネル使うかな?

なんて考えて日々を送っています。
お腹がすいていた俺は車を走らせていた。

風が気持ちの良いこんな夜は何も考えずに車を走らせるのがいい…

きっと風がどこか素敵な所へ俺を運んでくれるだろう…

キキキーッという錆び付いたブレーキディスクの音が俺の鼓膜を刺激した時、車はどこかの駐車場に着いていた。

駅前のマルエツだビックリマーク

やっぱり夜飯はここの安くなった弁当だなビックリマーク

弁当のコーナーにはチラホラ半額シールが目立つ。
どれにしようか…

ハンバーグ弁当

のり弁当

カレー弁当…

そんな時俺の目に飛び込んできたのがビックリマーク

“ぶっかけ釜玉うどん”
ぶっ…ぶっかけ…
釜…
玉…
うどん…

うーん卑猥だ…

ぶっかけ釜玉うどん…

ハレンチな名前だ…

“午後4時以降に作りましたシール”が貼ってあった…

なんかこのシールまでエロく見えて来てしまった…

うーん…
うどんなんて食いたくなかったが、これは買わなければならないような気がした…

悲しい性(サガ)だ…

俺は、このハレンチな弁当を持ちレジに向かった。

レジには17、8くらいの女の子が立っていた。

俺はエロ本を買う中学生のごとく、ほんのり顔を赤らめながら
うどんをレジに置いた。

「ぶっかけー釜ー玉ーうどんがー一点ビックリマーク」とか言われちゃったらどうしよう…
なんて思いを裏切り無言でお会計は終わってしまった…

俺はこのモンモンした気持ちをどーすればいいのだビックリマーク

俺は買ったばかりのうどんを駐車場でたいらげ

車をTSUTAYAに転がしたのであった。

そして俺はTSUTAYAの奥の方にある、のれんで仕切られたコーナーへと消えていくのであった…

その後の俺の消息を知る者はいない…