今回のお題は小後舞真さんからいただきました。

 

ありがとうございます。

 


 

セーラームーン
「美少女戦士!セーラームーン!
 月に代わってお仕置きよ!」

 


【転職直後のセーラームーンがいる風景】


社員1
「お疲れ様でーす。」


社員2
「あぁ、眠い。」


社員1
「この仕事、朝が早いからなぁ。」


社員2
「お前、いつも何時起き?」


社員1
「俺、6時半。お前は?」


社員2
「俺、6時。」

 

社員1
「朝、ツラいよなぁ。」


社員2
「ホントだよ。」

 

セーラームーン
(デスクで仕事をしている。)

 

社員1
「あ、セーラームーンさんは転職したばかりでしたっけ?」


社員2
「セーラームーンさんはいつも何時起きなんですか?」


社員1
「あ、気になる。何時起きですか?セーラームーンさん。」


社員1社員2
「セーラームーンさん!」


セーラームーン
「美少女戦士!セーラームーン!
 職が変わって5時起きよ!」

 

 


【年末のセーラームーンがいる風景】


先輩
「(自動販売機の前でしゃべっている)なぁ、お前、年末どうするの?」


後輩
「彼女と一緒に熱海に行こうかと。」


先輩
「お、いいねぇ。」


後輩
「先輩は?」


先輩
「たまったDVDでも見ようかな。」


後輩
「こういうときじゃないと見ないですからねぇ。」

 

セーラームーン

(自動販売機に飲み物を買いに来る)


先輩
「あ、セーラームーンさんは年末年始、どうやって過ごすんですか?」


後輩
「あ、気になりますね。どこで過ごすんですか、セーラームーンさん。」


先輩後輩
「セーラームーンさん!」


セーラームーン
「美少女戦士!セーラームーン!

 ウチに帰って年越しよ!」

 

 


【寿司屋にセーラームーンがいる風景】


大将
「次、何にしましょ!」


客1
「マグロを。」


大将
「マグロ!ありがとうございます!」


客2
「俺、サーモン。」


大将
「サーモン!かしこまりました!」


客1
「ねぇ、大将。」


大将
「何でしょう?」


客1
「あそこで、サングラスにマスクしてる人、もしかして、セーラームーンさんじゃ?」


大将
「しーっ!今はプライベートだから、そっとしておいてあげてください。」


客1
「そっか・・・。寿司食べるんですね。」


大将
「以前、ウチに来ていただいたときに寿司を注文されて、以来虜になったみたいで。」


客2
「へぇ。ちょっと声かけたいなぁ。」


大将
「あんまり、騒がないでくださいよ。」


客2
「やった!」


客1
「(セーラームーンの席に行き)

 あの・・・、もしかしてセーラームーンさんですか?」


客2
「セーラームーンさんも寿司が好きなんですか?」


客1客2
「セーラームーンさん!」


セーラームーン
「美少女戦士!セーラームーン!

 寿司にハマってお忍びよ!」

 


【セーラームーンのカーナビがある風景】

 

男性1
「ほら。新しいカーナビ!」


男性2
「へぇ。何か特徴あるの?」


男性1
「セーラームーンがナビゲートしてくれる。」


男性2
「そうなんだ。せっかくだから、これ使ってどっか行こうぜ!」


男性1
「そうだな。よし、ここからスカイツリーまで・・・と。」


男性2
「よし行こう。」


男性1
「お、早速分岐点だ。」


男性2
「ここはまっすぐかな。曲がるのかな。」


男性1
「どっちですか、セーラームーンさん!」


男性1男性2
「セーラームーンさん!」


カーナビ
「ポーン!

 美少女戦士!セーラームーン!
 次を曲がって道なりよ!」

 

 


【手料理とセーラームーンがいる風景】


(机の上に料理がならんでいる)



「どう?これ!」


健一郎
「うわぁ、すごい!作ったの?」



「かなりがんばりました。」


健一郎
「これ何?」



「フランスパンとトマトのカナッペ。」


健一郎
「これは?」



「アボカドとチーズのカナッペ。」


健一郎
「じゃあ、これは?」



「クラッカーと生ハムのカナッペ。」


健一郎
「・・・これは?」



「大根とツナのカナッペ。」


健一郎
「カナッペ好きなんだ。」



「大好きなの!」


健一郎
「でも、これはやりすぎじゃない?」



「そうかな?」


健一郎
「このラインナップ、どう思います?セーラームーンさん。」



「最高よね?セーラームーンさん!」


健一郎
「セーラームーンさん!」


セーラームーン
「(ずっと部屋に立っていた)

 美少女戦士!セーラームーン!

 好きなカナッペゴリ押しよ!」

 

 


【お祭りとセーラームーンがいる風景】


青年団団長
「約一カ月続いたくらげ村くらげまつりも、いよいよ今日を含めて3日になりました!」


青年
「(メモる)あと3日・・・と。」


青年団団長
「最終日にはみなさんお待ちかねのおみこしもあります!」


青年
「(メモる)最終日は・・・おみこし・・・と。」


青年団団長
「みなさん最終日まで、気を引き締めてまいりましょう!」


青年
「(メモる)気を引き締めて・・・と。」


青年団団長
「それでは最後にセーラームーンさんから、一言いただきます!

 セーラームーンさん、お願いします。」

 

セーラームーン
(うなずく。)


青年
「(メモを見ながら)一カ月続いた祭り・・・、今日を含めてあと3日・・・、おみこし・・・。」


セーラームーン
「美少女戦士!セーラームーン!

 つ・・・」


青年
「『ついにあさっておみこしよ!』ですか?」


セーラームーン
「っ!!」

 

 

(微妙な間が流れる)

 

 

青年団団長
「そ、そんなベタなこというわけないだろ!」


青年
「でも、この流れ、完全に、『ついにあさっておみこしよ!』の雰囲気でしたよ。」


青年団団長
「違うよ!ねぇ、セーラームーンさん!」


青年
「『ついにあさっておみこしよ!』ですよね?セーラームーンさん!」


青年団団長青年
「セーラームーンさん!」


セーラームーン
「・・・!」


青年団団長
「あ、ゴメン。電話。
 (電話に出る)もしもし。
 え?おみこしが用意できなくなった?早くて来月?
 あさって必要なんですよ!・・・わかりました。考えます。(電話を切る)」


青年
「どうしました?」


青年団団長
「おみこしに一部破損箇所が見つかって、直るのは早くて来月らしい。」


青年
「そんな・・・!」


青年団団長
「セーラームーンさん!どうしましょう!」


青年
「『ついにあさっておみこしよ!』のはずが来月になりましたよ、セーラームーンさん!」


青年団団長青年
「セーラームーンさん!」


セーラームーン
「・・・。」


青年団団長青年
「・・・。」


セーラームーン
「・・・。」


青年団団長青年
「・・・。」


セーラームーン
「美少女戦士!セーラームーン!

 月をまたいで持ち越しよ!」


青年団団長青年
「・・・。」


セーラームーン
(ドヤ顔)


青年
「僕は『ついにあさっておみこしよ!』の方が好きだったなぁ。」


青年団団長
「おい!」

 

 

 

 

 


【コント・セルフ・ライナーノーツ】
以前、ガンダムとエヴァンゲリオンのお題コントを書いたときに、

ほとんどの読者さんがガンダムもエヴァもピンと来ないという状況になってしまったため、

今回、それを避けるために、「月に代わっておしおきよ!」のみで広げてみました。

 

前半でコントの要領がわかったところで、後半はオチを予想しながら読んでもらうのが理想だったのですが、いかがだったでしょうか・・・?

 

【裏話】

最初、お題をもらったときは、セーラームーンが風邪をひいてしまい、「セーラームーン代理」と名乗るおっさんが娘のセーラー服を来て、敵を倒しに来る、という設定を考えました。

 

「月に代わっておしおきする奴に代わっておしおきよ!」という決めセリフまでは思いついたのですが、そこから広がらず、今回の設定になりました。

 

こっちはこっちで捨てがたかったんですけどね・・・

 

【実際にコントを演じたい方のためのメモ】

人数:4人

セーラームーン

社員1
社員2

先輩

後輩

大将

客1

客2

男性1

男性2

健一郎

青年団団長

青年

 

所要時間:4分~5分
難易度:★☆☆☆☆
備考:登場人物のリストは多めですが、基本的に、セーラームーン+2人(もしくは3人)の会話なので、1人で何役もやれば4人程度でいけると思います。

 

※コメントをいただいた方のブログには、近日中に伺います。(だいたい土曜日か日曜日)

 

【コメントを書きたいけど、感想がない方のためのコメントテーマ】

・このコント、演じるとしたら、誰が適任?

・こんなお題でコント書いてほしい(お題は1つのワードでお願いします。)

・このセリフ、いいね!(気に入ったセリフをコピペしていただければOK)


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(もふもふって名前ですが、僕です。

コントのこともつぶやきますが、コント以外のこともゆるくつぶやいています。)
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