キャスター
「2016年も残りわずかとなりました。
本日のアタフタヘッドラインは2016年を振り返ります。
解説は大貫賢治さんです。」


解説
「よろしくお願いします。」


キャスター
「さて、大貫さん。
2016年を振り返りまして、今年一番のトピックというと、なんでしょうか?」


解説
「そうですね。やはり、今年6月に発売開始されたタイムマシンではないでしょうか。」


キャスター
「はい。2016年6月、アメリカのブラウン社から、
一般家庭向けのタイムマシンが発売開始されました。」


解説
「価格は1200万円と比較的安価で、
発売直後は大型家電量販店に行列ができましたね。」


キャスター
「行き先で人気になったのは、今から数年先の近未来。」


解説
「数年先の自分がどうなっているか確認したいという考えを持った人が多かったですね。」


キャスター
「次に人気なのは、今から100年後の2116年。」


解説
「自分たちの子孫が見たい、もしくは、未来の世界を目に焼き付けたいという声を多く聞きました。」


キャスター
「逆に、歴史上の事件を生で見たいということで、
過去に向かう人も多くいました。」


解説
「関ヶ原の戦いあたりが人気の行き先でしたね。」


キャスター
「また、大河ドラマの舞台を巡るツアーも話題になりました。」


解説
「大河ドラマの聖地巡礼ができる時代になったか、
と感慨に浸る声が多く聞かれました。」


キャスター
「他に人気だったのが、本能寺の変です。
明智光秀よりも先に本能寺に向かい、
織田信長に『明智が来ますよ』と伝え、
歴史を変えようとする人が続出しました。」


解説
「あまりにも、織田信長を助けようとする人が多くいたため、
政府から『本能寺に行く際は、織田信長の敦盛を撮影する以上のコンタクト禁止』という
異例のコメントが発表されるほどの社会問題になりました。」


キャスター
「さぁ、そして年末年始を両親の生まれた年で迎えたいという人々の
Uターンラッシュが始まっています。」


解説
「人気の行き先は1980年代みたいですね。」


キャスター
「早くも渋滞が起きてまして、下り方面は1986年を先頭に12キロの渋滞が発生しています。
みなさん、お時間にゆとりを持ってタイムトラベルしてください。」


解説
「混雑をさけるために、近場の2012年くらいで済ませるのもアリだと思いますよ。」


キャスター
「さて、一般発売に先駆け、5月にはタイムマシンの運転を実習するタイムマシン教習所が開校しました。」


解説
「学科講習、実地講習を経て、タイムマシンを運転できるようになる免許が発行されるため、
一時は予約が3か月先まで取れないほどの人気となりました。」


キャスター
「3か月も待てないという声に応え、
3か月先の教習所から送迎してくれるタイムマシンバスを運行するサービスを行う学校もありました。」


解説
「そういうタイムマシンの使い道があったか!と業界騒然となりましたね。
人類の夢だったタイムトラベル。
しかし、いいことだけではありませんでした。」


キャスター
「はい。タイムマシンが一般発売された6月以降、
タイムマシン同士の事故が相次いでいます。
まず多かったのが、タイムトラベル中のタイムマシンの目の前に、
今まさにタイムトラベルを開始しようとしたタイムマシンが飛び出してきたことによる衝突事故です。」


解説
「タイムトラベルを開始するときは前方確認を怠らないようにしてください。」


キャスター
「次に多かったのが、過去へのタイムトラベルにおける事故です。」


解説
「過去へのタイムトラベルは基本的にバック走行になるため、
細心の注意を払う必要があります。」


キャスター
「また、事故を起こした後のケガ人の搬送先についても、物議を醸しました。」


解説
「搬送先の病院にベッドが足らず、別の時代の病院にタイムトラベル。
しかし、その先の病院にもベッドがなく、さらにタイムトラベルを繰り返す、
というたらい回し問題が浮き彫りになりました。」


キャスター
「最悪の場合、弥生時代まで病院を探してタイムトラベルを続けたという事案も報告されています。」


解説
「楽しいタイムトラベルで事故を起こさないよう、安全運転を心がけてください。」


キャスター
「そして、8月からは公共交通機関としてタイムマシンが運行を開始しました。
まずは、試験運転的に2016年から2000年を経由して、1989年まで平成を縦断する1号線。」


解説
「愛称を一般から公募しまして、平成線に決まりました。」


キャスター
「そして、2016年から1900年まで運行する2号線。」


解説
「愛称は明治線になりました。」


キャスター
「さらに、2016年から一気に1853年まで運行する3号線。」


解説
「愛称は大江戸線という案もありましたが、地下鉄と混同するという理由から開国線になりました。」


キャスター
「大貫さん。公共交通機関としてのタイムマシンの今後についてですが・・・」


解説
「はい。今後は未来に向けての路線も開業予定とのことです。」


キャスター
「さて、先ほど入ったニュースですが、平成線に遅延が発生しているとのことです。
平成線は線路内に人が立ち入ったため、上下線で運転を見合わせた影響で15分から20分の遅延が発生しています。」


解説
「利用される方は注意してくださいね。」


キャスター
「さて、アタフタヘッドライン。
本日はタイムマシン元年となった2016年を振り返りました。
大貫さん、ありがとうございました。」


解説
「ありがとうございました。」


キャスター
「このあとの番組は『やってみようDIY』。
段ボールで作るタイムマシン・第3回をお送りします。
引き続き、このチャンネルでお楽しみください。」

 

 

 

 

 


【コント・セルフ・ライナーノーツ】
最初は、タイムマシンを発明した博士がタイムトラベル中に事故を起こしてしまい、

搬送先を探して時代をたらい回しされるコントだったのですが、

そこから先が広がらず、このような形になりました。

 

他のコントと比べて、1つ1つのセリフが長めです。

 

【実際にコントを演じたい方のためのメモ】

人数:2人

キャスター

解説

 

所要時間:3分~4分
難易度:★☆☆☆☆
備考:動きのないセリフのやり取りのみのコントのため、ちょっと地味かもしれません。

セリフが長めで説明セリフが多いので、覚えるのが大変かも・・・

 

【予告】

新作コントのアイディアがたまってきたので、

2017年1月は4週連続、すべて新作を公開していきたいと思います。

お楽しみに!

 

※コメントをいただいた方のブログには、近日中に伺います。(だいたい土曜日か日曜日)

 

【コメントを書きたいけど、感想がない方のためのコメントテーマ】

・このコント、演じるとしたら、誰が適任?

・こんなお題でコント書いてほしい

 ※お題は1つのワードでお願いします。

 ※お題によっては、お断りすることもあります。あらかじめ、ご了承ください。

・このセリフ、いいね!(気に入ったセリフをコピペしていただければOK)


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