#2のコントですが、独立しているので、

#1を読んでいなくても楽しめます。

 

ちなみに、#1はこちら


 


 

(交番)

 


信長
「(椅子に座っている)あのー、大体、人の顔くらいの大きさなんですけど・・・」


警官
「(奥の部屋から)確かあったと思いますよー・・・」


信長

「そんなに落とす人はいないんで、すぐにわかると思うんですけど・・・」


警官
「(奥の部屋から)この前、見た気がするんですけどねー・・・」


信長

「3日前くらいには手元にあったんですけど・・・」


警官
「(奥の部屋から)あーあーあー!ありました!」


信長

「ありました?」


警官
「(奥の部屋からほら貝を持ってやってくる)これじゃないですか?」


信長
「そうです!それです!!
よかったぁ!やっぱりここだったかぁ!」


警官
「電車の網棚に置いてあったみたいですね。」


信長
「これで合戦が始められるよぉ。(スマホを取り出し、電話をかける)」


警官
「よかったですね。」


信長
「あ、もしもし、秀吉?」


秀吉
「どうですか?見つかりました?」


信長
「見つかった見つかった。
やっぱり交番に届いてたよ。
電車の網棚に置いてあったって。」


秀吉
「ということは、水曜日の飲み会の後ですか?」


信長
「そうそう。だれ?あの時、ほら貝管理してたの。」


秀吉
「明智さんですね。」


信長
「光秀かぁ。
網棚にほら貝置くなって伝えておいて。」


秀吉
「はい。」


信長
「それじゃ、これから合戦場に向かいます。
みんなは?今、向かっているところ?」


秀吉
「いや、もう全員、合戦場に着いてます。」


信長
「もう着いてるの?!
敵は?浅井長政軍は?!」


秀吉
「もう着いてますよ。」


信長
「え、なに?!信長待ち?!」


秀吉
「そうですね。
信長さま待ちというか、ほら貝待ちです。」


信長
「マジかー、急がないと。
今、何してるの?」


秀吉
「合戦場の近くにドトールがあったんで、
コーヒー飲みながら談笑してます。」


信長
「何くつろいじゃってんの?!
作戦立てて待っててよ!!
浅井軍は?」


秀吉
「一緒ですけど。」


信長
「合戦相手と一緒にくつろぐなよ!!
っていうか、合戦前で忙しいと思って、
信長自ら交番にほら貝取りに行ってるんだよ?!
本来なら足軽の仕事なんだから!!」


秀吉
「いや、みんな本当に忙しかったんですよ。」


信長
「思い出して!ホトトギスの俳句!
言うこと聞かないと怒るよ?!」


秀吉
「鳴かぬなら そっとキスして ハグをして」


信長
「違う。」


足軽1
「(電話を代わる)鳴かぬなら 大盛りネギ抜き つゆだくで」


信長
「違う!」


足軽2
「(電話を代わる)鳴かぬなら 懲役3年6か月」


足軽3
「鳴かぬなら 2780円」

 

足軽4
「鳴かぬなら 今日のおかずは ハンバーグ」

 

足軽5
「鳴かぬなら 浜松 名古屋 宇都宮」

 

足軽6
「おおロミオ どうしてあなたは ロミオなの」


信長
「全部違う!
最後のなんか、原型留めてなかったし。
あと、みんなせめてホトトギス使って。」


秀吉
「すみません。
思ったよりも早く着いちゃって、退屈だったもので・・・」


信長
「まったくだよ。
それにしても早く着いたね。
かなり馬を走らせたんだ。」


秀吉
「いや、新幹線で来たんで。」


信長
「はぁ?!」


秀吉
「快適でしたよ、グリーン車。」


信長
「しかも、グリーン車なの?!」


秀吉
「乗り切れなかったんで、貸し切りました。」


信長
「貸し切り?!」


秀吉
「えぇ、3台。」


信長
「3台も?!
何、この怒涛のサプライズラッシュ!!
っていうか、家来が新幹線で来て、
大将だけ遅れて馬でやってくるって、
浅井側から見たら、
『あー、コイツ、新幹線に乗せてもらえなかったんだなぁ』
って思われるよ!」


秀吉
「そんなことないです。
主役は後からやってくるものですよ。」


信長
「・・・そう?」


秀吉
「そうです。
結婚式だって、新郎新婦は後から登場するじゃないですか。」

 

信長
「そうか・・・」


足軽1

「あ、僕、結婚式の司会やったことあるんで、信長さまが到着したら、
『宴もたけなわではございますが、信長さまが到着しました。
拍手でお出迎えください』
ってマイクでアナウンスしますよ。」


足軽2
「僕、結婚式場でバイトしてたんで、信長さまが来たら、
スポットライトで信長さまを照らします。」


足軽3
「僕、結婚式場で音響の仕事したことがあるんで、信長さまが来たら、
木村カエラのbutterfly流しますよ。」


信長
「・・・大丈夫?
浅井陣営は木村カエラの曲に乗せてスポットライトを浴びて登場する
敵の大将を見てどう思うかな。」


秀吉
「狙うのはアイツの首だ!って・・・」


信長
「なる?」


秀吉
「なります。」


信長
「ならいいけど。」


秀吉
「とりあえず、曲と照明は用意しておくので、
信長さまは急いで合戦場に来てください。」


信長
「わかった。
合戦場の近くに着いたら連絡する。」


秀吉
「はい。失礼します。」


信長
「(電話を切る)さて、そろそろ合戦場に行くかな。」


警官
「武将も大変ですね。」


信長
「まったくですよ。
あ、このほら貝、ちゃんと鳴るかな・・・?
(ほら貝を吹いてみる)」


ほら貝
「ぴーーーーーーーーーっっ!!」


信長
「!?」


警官
「・・・?」


信長
(ほら貝の中をのぞく)


警官
「・・・?」


信長
(再びスマホで電話をかける)


警官
「・・・?」


信長
「あ、もしもし、秀吉?
たびたびゴメン。
誰か、ほら貝の中にフエガム突っ込んだ?」

 

 

 

 


【コント・セルフ・ライナーノーツ】

前回、載せた「出陣の朝」の第2弾です。

 

冒頭のシーンだけ最初に思いついて、

残りは後から考えて足していったコント。

 

ホトトギス大喜利は考えれば何でもいけそうですね。

 

【実際にコントを演じたい方のためのメモ】

人数:3人以上

信長

秀吉

警官

その他足軽たち

所要時間:3分~4分

難易度:★★☆☆☆

備考:舞台上にいるのは信長と警官、あとは声のみのコントになります。

足軽の人数は自由に変えられるので、演者の人数によって、臨機応変に対応してください。

 

※コメントをいただいた方のブログには、近日中に伺います。(だいたい土曜日)

 

【コメントを書きたいけど、感想がない方のためのコメントテーマ】

・このコント、演じるとしたら、誰が適任?

・こんなお題でコント書いてほしい

・このセリフ、いいね!(気に入ったセリフをコピペしていただければOK)


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