緊急インタビュー

「米国航空機・オスプレイについて語る。」

日本安全委員会会長・梶原徹氏




---今日はよろしくお願いします。



梶原
「よろしくおねがいします。」



---オスプレイの第一印象について、聞かせてください。



梶原
「最初に『オスプレイ』という言葉を知ったのは
 インターネットの検索ワードで上位に挙がっているのを見たときです。
 その文字を見て、一体どんなものなんだ?と男なら気になるじゃないですか。
 それで、とりあえず伊勢佐木町の繁華街で『オスプレイ』について知っている
 店を探したんですね。」



---伊勢佐木町で?



梶原
「はい。私、横浜に住んでいるんですけど、一番『オスプレイ』を知ってそうな街が
 伊勢佐木町だったんで。
 で、伊勢佐木町のいろんな店で『オスプレイ』の店はないか?って聞いて回ったんです。
 そしたら、近場なら伊勢佐木町より横須賀の方がいいんじゃないか?って言われて、
 横須賀に行ったんですね。」



---海軍の街ですね。



梶原
「はい。私は横須賀の街にオスプレイの店があるイメージはなかったのですが、
 伊勢佐木町の人が横須賀の方がいいっていうのであれば、と思い、
 期待に胸ふくらませて、オスプレイをやっているの店はどこだ?って探しました。」



---オスプレイをやっている店?



梶原
「はい。ただ、横須賀にそういう系統の店って少ないんですね。
 ただ、オスプレイを探しまわってたら、外国人の方に声をかけられて、
 『オスプレイなら沖縄だ』って言われて・・・」



---そりゃ、そうですね。



梶原
「『沖縄かよ?!』って思ったんですが、
 沖縄まで行けば、極上のオスプレイを体験できるだろうと思って、
 一万円札を握りしめて沖縄に行きました。」



---極上のオスプレイ?



梶原
「極上のヤツです。一時間一万円くらいの。」



---なるほど。とりあえず、続けてください。



梶原
「で、沖縄でオスプレイの店はどこですか?ってタクシーの運転手さんに聞いたら、
 『連れてってやるから、乗ってけ。』って言うんですね。
 で、ついていったら、基地みたいなところに連れてかれるんですよ。
 『へぇ、すごいところに店があるもんだな』と思って。
 で、基地みたいな店で降ろしてもらったら、店員さんですかね、外人の方が現れたんで、
 『オスプレイしたい』って言ったんですね。」



---『オスプレイしたい』って言ったんですね。



梶原
「もちろん、英語ですよ。『I want to play "osu-play"』って。」



---外人の方の反応は?



梶原
「しばらく、キョトンとしてました。」



---でしょうね。



梶原
「でも、すぐに意図を察知されて、ついてこいと言って、私を案内してくれたんですね。
 で、この店、すごく凝ってるんですよ。一貫した雰囲気があるっていうか、
 本物の基地みたいなんですよ。」



---なるほど。続けてください。



梶原
「で、案内されたのが、なんか最新の飛行機みたいな部屋で、『これだ』って言うんですね。
 『こんな部屋でやるのか!』と私のテンションも上がりまして、
 靴を脱いで入ろうとしたら、店の人に止められるんですね。」



---ですよね。



梶原
「『そうか。靴は履いたままでいいのか。』と
 靴を履き直して入ろうとしたんですが、また止められたんです。
 だから、『私はオスプレイしたい!』って強調したんですね。」



---『オスプレイがしたい』ってまた言ったんですね。



梶原
「ここも英語ですよ。『I want to play "osu-play"!!』って。」



---相手の反応は?



梶原
「首を横に振って、両手を上に挙げて・・・」



---あー・・・


梶原
「私の熱意に負けたんでしょうね。ついに店員さんが私を部屋に入れてくれたんです。」



---『この人には何を言ってもダメだ』って思われたんでしょうね。



梶原
「で、いよいよオスプレイが体験できると、部屋の中でワクワクしながら待ってるんですけど、
 誰も来ないんですよ。
 私、10分くらい待ちましたかね。キョロキョロして、待つんですけど・・・」



---誰を待ったんですか?



梶原
「女の子ですよ!オスプレイしてくれる女の子!!
 で、15分くらいして、私、気がついたんです。」



---何に気がついたんですか?



梶原
「ははーん・・・。オスプレイって、私を放置するっていう、そういうプレイかと。」



---そう考えちゃいましたか。



梶原
「いや、私、そういうのも嫌いじゃなかったんで、楽しみましたね、オスプレイ。
 2時間くらいかな・・・。時間のたつのは早いもので、あっという間でした。」



---2時間いたんですか?



梶原
「いましたね。ただ、ずっと部屋に案内してくれた店員さんが外から私のこと見てるんですよ。
 その店員さん、オスプレイがわかってるんですかね?
 それがなければ、完璧だったんですけどね。
 だから、私、終わった後で、その店員さんに言ってやったんです。」



---何て言ったんですか?



梶原
「『Do you know "osu-play"?』って。」



---どんな反応されました?



梶原
「しばらく、キョトンとした後、『Of course』って言って、私が案内された部屋を指さしてるんですよ。
 何がオフコースだよ!って思いましたね。
 まぁ、ちゃんとお金は払いましたけど。」



---お金払ったんですか?



梶原
「払いました。特に料金の提示がなかったんで、3万円ほどでいいかと。」



---外国人の方はどんな反応を?



梶原
「困ってました。」



---ですよね。



梶原
「頑なに拒否するんで、私言ってやったんです。」



---何て言ったんですか?



梶原
「『Do you know "osu-play"?』って。」



---また言っちゃった。



梶原
「店員さんは『だから、これだ!』って顔でさっきの部屋を指さすんですよ。
 もうこの店員さんはクビですよ。私ならそうします。」



---それで、沖縄を後にしたと。



梶原
「そうですね。
 あ、でもそのあと、オスプレイのニュースをテレビで見たんですよ。」



---見ちゃいましたか。



梶原
「聞いて驚かないでください。私がオスプレイを体験したあの部屋・・・、飛ぶんです。」



---まぁ、飛びますね。



梶原
「私、テレビの前でびっくりしちゃって。
 『スゲー!こんなコースもあるんだ!』って。」



---そう考えちゃいますか。



梶原
「私、次に沖縄行ったときは、こっちのコースでオスプレイを体験したいと思います。」



---もう顔は覚えられたと思いますよ。



梶原
「もう常連ですかね?」



---最後にこの記事の読者の方に一言お願いします。



梶原
「『オスプレイ』、お勧めです!」



---ありがとうございました。



梶原
「ありがとうございました。

 また、オスプレイについて、わからないことがあったら何でも聞いてください。」



---いえ、もういいです。







【コント・セルフ・ライナーノーツ】

2週間ぶりの更新だっていうのに、こんなのですみません。

弟との電話で、盛り上がった話題をそのままコントにしてみました。

真面目な話題なのに・・・。




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