車中泊の伊豆旅
朝一番の河津桜から時は戻り
憧れていた榧のお風呂
榧風呂の暖簾には「伊豆の踊子」
小説の中の「私」
川端康成が気持ちが落ち着く言い
よく入っていたそうです
露天風呂の広すぎる脱衣場に比べると
こぢんまり 逆に落ち着くサイズ感
階下に見えた すり鉢状の榧風呂
美しすぎて 裸でうっとり
というか、浴室の造りそのものにうっとり
石垣でおおわれ、腰壁にはタイル
中央に榧のマス風呂
まだ?
はいはいはい わかりました
行きますよ
源泉はこの中から塩ビ管をつたい
空気に触れることなく 榧の浴槽へ
ぷくぷくぷくぷく
そのおかげで とっても静か
泉質 カルシウム・ナトリウム‐硫酸塩温泉
泉温59.1℃ pH8.8
無色透明のお湯が
榧のこっくりした色を引き立てて
湯面に映り込むタイルがとても印象的
お湯はサラサラ系でも まろやか
いつまでも入っていられる絶妙な温度
一応 洗い場ありました
シャワー付きカランひとつだけ
バスアメは「秘湯くまざさシリーズ」
踊り子の声が聞こえる
うーん それは多分 気のせいよ
ここだけ、時が止まったかのよう
これから、また100年 榧風呂に湯ヶ野の
お湯が満たされますように
廊下にあった流し場に目が釘付け
タイル好きにはたまらない
クリーム色といい、雲みたいな丸みといい
あータイル貼りたい←すいません妄想です
いいお湯をありがとうございます
お世話になりました
女将に見送られ宿を後に
少しだけ早い春
里山をピンク色に染める河津桜
この時期に来ることが出来て良かった
河津川沿いを走って次の目的地へ
花見客 どんだけー