OASISの『Don't Look Back in Anger』の弾き語り解説
イングランドはマンチェスター出身のロックバンド、OASISの2ndアルバム(1996年)「モーニング・グローリー」からのシングルカット曲であり同バンドの代表曲。
ボーカルはリアム・ギャラガー(Vo)ではなくノエル・ギャラガー(Gt)。
お兄ちゃんのほうです。
アルバムは全世界で2300万枚売れてるそうです。
それもそのはず、全曲シングルカットされてもおかしくないような名曲のオンパレード。
「捨て曲なし」とはこのことか。
中でも「Don't Look Back in Anger」は”イギリス国歌”と称されるほど地元では愛されているようです。
2017年5月にオアシスの結成地、マンチェスターで起こった自爆テロの際には、この曲が再びチャートイン。
追悼式典では黙祷の後、参列者によりこの曲が即興で合唱されたそう。
では早速アコギの弾き語りをご覧ください(ワンコーラスだけです)。
チューニング
まず、原曲とのチューニングの違いに気づいたと思います。
レギュラーチューニングではあるのですが、通常440Hzのところを445Hzくらいでチューニングしていたはずなのでちょっとズレがあります。
なぜ変なHzでチューニングしたのかは不明ですがコピーしにくいですね。
あなたがお持ちのチューナーでもHzの変更はできるかと思いますが通常は440Hzです。
で、私も440Hzでチューニングしているので違和感があるのです。
コード
出てくるコードは以下の通り。
C ×32010(×薬中0人0)
G 320001(薬中000小)または(中人000薬)
Am ×02210(×0中薬人0)
E 022100(0中薬人00)
F 133211(人薬子中人人)
Fm7 1×1111(親×人人人人)
G#dim 4×343×(親×人薬人×)
※バレーコードを減らすためにあえてFm7とG#dimは親指を使ってみました。
特にFからFmの流れは下手すると、肝となる3弦の音(コードの性格を決定づける3度の音)が鳴らないという危険をはらんでいるのであえてこの押さえ方にしています。
響きもなかなかいい感じです。
5弦ルートのコードであるCとAmに関しては6弦のミュートをお忘れなく。
親指で軽く6弦に触れて余計な音が出ないようにします。
コード進行
イントロ
|C |F |C |F |
Aメロ
|C G|Am E|F G|C AmG|×2
Bメロ
|F Fm|C |F Fm|C |F Fm|C |G |G#dim |Am G|F |F |
サビ
|C G|Am E|F G|C AmG|×2
(ちなみにギターソロはBメロと一緒)
練習方法
まずはコードを覚えましょう。
上にあるように指の使い方も書きました。
左側から6弦→1弦の順です。
押さえにくいバレーコードの代表選手であるFが結構頻繁に出てくるところが憎いところですが、名曲を覚えるためなら仕方ないです。
その他はほぼオープンコードなので何とかなるでしょう。
ただコードチェンジがそこそこ早くやってくる曲なので先を読みつつ弾くのがいいでしょう。
オープンコードでネックを握った状態からバレーコードに移行、またその逆、という流れは先を読んでいないとどうしても遅れてしまいます。
特にオープン→バレーの流れがこの曲では3パターン出てきます。
具体的には
E→F
C→F
G→F
どれもオープンコードからのバレーコードですね。
常に心の準備をしておきましょう。
ただでさえFコードは押さえにくいのでね。
ピッキング(ストローク)
これといった決まったルールはなく、基本的に4分のオールダウンピッキング(1小節4回ダウンピッキング)でも良いですが、コードチェンジの時にチャカッと入れたいところです。
私の動画でもAメロのど頭からやっています。
これは一種の癖のようなものですが、2つメリットがあります。
一つは、「それっぽく聞こえる」。
二つ目は「コードチェンジのタイムラグをチャカでごまかす」。
要するに
「コードチェンジは一瞬ではできなくて、ちょっと時間がかかるので、その時間をそれっぽく聞こえるチャカでごまかして上手い人っぽく見せる」
ということです。
逃げの技術の様に聞こえるかもしれませんが、コレなにげに重要なんです。
機械じゃなくて人間が弾いてるので一瞬でコードチェンジなんてできませんからね。
慣れてきたら是非やってみてください。
では今回はこの辺で。
質問何でも受け付けています。