貧乏大学生が、2度目のデートで体を奪ってゴミのように
捨てた女性は無垢な田舎娘だった。
憧れの大学生と交際できたのが嬉しく、拒んだらもう会って
もらえなくなると思って仕方なく体を許すのでした。
卒業後に小さな会社に就職した男性は、社長の姪と結婚が
決まり出世コースですが何故か最初の娘が気になって探します。
女性は小さな薬工場、パチンコ屋、そして気が付けば
怪しいお店で男性客を相手に働かされてました。
手首の痣が大きくなり性病ではないかと怖がられ恥ずかしく
思いながら受診すると何とハンセン病の疑いでした。
人里離れたハンセン病患者の施設に隔離されます。
最初は他の患者さん達と馴染めなかったのが諦めの気持ちと
徐々に心を開いて親しくなっていきます。
何週間か過ぎたころ検査の結果が陰性、ハンセン病ではない
ことがわかります。
他の患者さん達から妬まれながら施設を出ますが
又舞い戻って雑用係として働かせて欲しいと願い出ます。
他人が困ってるのを黙って見過ごすことのできない優しく
純粋な田舎娘は冷酷な運命に弄ばれていくのでした。
遠藤周作さんの『わたしが・棄てた・女』のあらすじです。
40年以上も前の小説ですが、たった一人の女の生き方が
本物の愛とは何かを問いかけてるような気がしました。
読書の秋はこれからが本番です。
秋の夜長は静かに恋愛小説などはいかがでしょう!
もう一つの「婚活」にもなるように思います。
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